ヤンキースGM ほぼフルメンバーでのシーズン開幕を楽観視

ヤンキースは2月にトミー・ジョン手術を受けたルイス・セベリーノを除く、ほぼフルメンバーで2020年シーズンの開幕を迎えることが濃厚となった。ブライアン・キャッシュマンGMは、故障により3月のシーズン開幕には間に合わない予定だったアーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントン、アーロン・ヒックス、ジェームス・パクストンの4人が開幕ロースターに名を連ねることを楽観視しているようだ。

キャッシュマンは「YESネットワーク」に対し、右ふくらはぎを痛めていたスタントン、腰の手術を受けたパクストン、トミー・ジョン手術からのリハビリを進めていたヒックスの3人が開幕ロースター入りする可能性が高いことを明らかにした。

また、右肩の不調によって調整が大幅に遅れていたジャッジも、夏季キャンプへの準備を進めるなかで、すでに打撃や送球のトレーニングを再開しており、キャッシュマンはジャッジが開幕に間に合うと考えているという。

キャッシュマンは「彼(=ジャッジ)が開幕に間に合うと宣言したことを、我々はとても楽観的に捉えているし、開幕戦のスタメンに名を連ねるという彼の宣言は事実になると思うよ」とコメント。「夏季キャンプの3週間を順調に過ごせば、彼が開幕からプレーする準備は整うだろう」と楽観的な見解を示した。

ジャッジ、スタントン、ヒックスがいずれも開幕に間に合うのであれば、ヤンキース打線は非常に強力な布陣となり、移籍1年目のゲリット・コールや契約最終年を迎えた田中将大にとって、心強い味方となるだろう。データサイト「FanGraphs」が予想するオーダーは以下の通り。

(二)DJ・レメイヒュー
(右)アーロン・ジャッジ
(遊)グレイバー・トーレス
(指)ジャンカルロ・スタントン
(捕)ゲーリー・サンチェス
(左)ブレット・ガードナー
(一)ルーク・ボイト
(中)アーロン・ヒックス
(三)ジオ・ウルシェラ

同サイトは、相手先発投手が左腕の場合、ガードナーに代わってミゲル・アンドゥハーが起用されることを予想しており、その場合はスタントンがレフトに回り、指名打者にアンドゥハーが入ることになりそうだ。

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