明治安田J2第3節は4、5日、各地で計11試合が行われ、V・ファーレン長崎は4日午後7時から敵地で福岡と対戦する。今季初のアウェー戦。2日、取材に応じた手倉森監督は「長く地元から出ていない中で久々の出張。集中して戦いたい」と意欲を語った。
リーグ再開初戦となった6月27日の第2節北九州戦は分厚い攻撃から立ち上がりに亀川、後半にルアンがゴール。流れの中からの複数得点は評価できるが「仕掛けの精度や球際の寄せも、もっとしっかりやらなければ痛い目に遭う」と気の緩みはない。
昨季16位の福岡は、V長崎や大宮で主力だったファンマが加入して破壊力が増した。第2節の琉球戦で同点弾を決めているストライカーを十分に警戒したい。さらに、昨季の水戸躍進をけん引した長谷部監督を招き、司令塔の前も補強するなどJ1昇格を狙える顔触れがそろっている。
開幕2連勝はV長崎と大宮のみ。V長崎にとっては2戦連続となる九州ダービーを制した先に単独首位が見えてくるだけに「県民が手をたたき、熱くなるような試合をする任務がある」と指揮官の言葉にも力がこもった。
今節は全試合、無観客のリモートマッチとして実施する。
