Web会議システム使った高校生向け企業説明会

就職を希望する高校3年生を対象に、Web会議システムを使ったオンライン企業説明会が、きょう(3日)有田市(ありだし)の県立箕島(みのしま)高校宮原(みやはら)校舎で開かれました。

これは、高校生の就職活動が始まる直前の毎年6月中旬に県が開いていた企業説明会「応募前サマー企業ガイダンス」が、ことし(2020年)は新型コロナウイルスの影響で中止となったことから、代わりにインターネットのWeb会議システムを使って、高卒者の求人を予定している県内企業の担当者と就職希望の高校3年生を結んで、学校内で企業概要を説明したり、生徒の質問に答えたりする新しい形式の企業説明会を県が企画したものです。

きょう午前、箕島高校宮原校舎の視聴覚室で行われた説明会には機械科の3年生およそ30人が集まり、県内9社の採用担当者が順番で画面にあらわれ、およそ20分間、企業概要や福利厚生などを説明しました。

続いて行われた質疑応答では、生徒から仕事のやりがいや、採用試験に必要な準備といった質問が相次いで寄せられました。機械関係の就職を希望する生徒は「直接企業の担当者の声が聞ける事が大きいです」と話していました。

県・労働政策課・就業支援班の岡靖二(おか・やすじ)班長は「新型コロナウイルスの影響が続くなかで、今後もこのような機会を増やすことで、県内での就職を希望する若者や人材を求める県内企業のマッチングを進めていきたい」と話しています。

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