【高校野球】どんな時でも「高いレベルでの文武両道」の実現へ 県立山形南高校の「思い出の選手名鑑」

山形県立山形南高等学校野球部【写真提供:山形県立山形南高等学校】

学生コーチも3年生、最上級生9人で戦う「最後の夏」

夏の甲子園が中止になり、各都道府県で独自大会の開催、準備が進められている。Full-Countでは最後の夏を迎える部員たちの心に残るものを贈りたいと考え、「思い出の選手名鑑」として3年生の部員らの集合写真、プロフィール、メッセージなどを掲載していきます。第9回は山形県立山形南高等学校。

◇氏名(よみ) 位置 投・打 身長(センチ) 体重(キロ)
アピールポイント(自薦他薦問わず) 3年間頑張ってきたこと

鹿野尚大(かの なおひろ) 学生コーチ 右・右 171 62
三塁ベースコーチの判断技術、審判の技術 野球と学習で頂点を掴むこと。

黒坂颯(くろさか はやて) 左翼 右・右 175 70
シャープなバッティング マシンやティーを打ち込み、打撃を探求してきた。

黒沼優太(くろぬま ゆうた) 投手 右・左 173 70
しなやかなピッチング 柔軟性と瞬発力を強化してボールの質を上げること。

笹島正寛(ささじま まさひろ) 投手 右・右 167 69
どれだけやっても悲鳴を上げない体 食トレとウエイトトレーニング

杉本光志朗(すぎもと こうしろう) 三塁手 右・右 172 79
パンチ力のある思い切りのいい打撃
勉強と練習の両立と、長打を打つためにスイングし続けたこと。

鈴木惇士(すずき じゅんじ) 中堅手 右・右 180 75
チャンスメイクと選球眼
バットコントロールを身に付けるためにトスバッティングをやり続けたこと

鈴木陸玖(すずき りく) 投手 右・右 174 78
闘球(投球) 体重を増やしてプレーを力強くした。

土屋京(つちや きょう) 捕手 右・右 179 70
2塁送球 右打ちから左打ちに変え、そして右打ちに戻して打撃を探求した。

渡辺旭陽(わたなべ あさひ) 二塁手 右・左 172 70
好守 右打ちから左打ちに変えてバッティングを頑張った。

◇杉本光志朗主将

今年の3年生は9人と少ないのですが、新入生も含めてチームが1つになって戦えることが私たちの一番の強みです。休校が明け、部活動が再開した後も3年生は模擬試験や進路講演会などでなかなか試合ができませんでしたが、現在はしっかり野球勘も戻り、南高の野球ができるようになりました。

大会では様々なものを制し、後半の強さが持ち味ですので、前半をしっかりと戦っていたいと思います。絶対勝ちます。

◇石井貴之監督

休校期間中も、甲子園大会の中止が決まっても、選手たちには「きっと『夏』は来る、そう信じて、そのための準備を徹底しなさい」と言い続けてきました。たくさんの方々のご尽力により、間もなくその『夏』がやってきます。3年生は人数も少なく、また、昨秋はなかなか球運にも恵まれず、思うような展開での試合ができなかったのですが、一冬越して心も技も体も大きく成長してくれました。

運が回ってくるような、ツキが巡ってくるような日常を追求し、どんな時でも『高いレベルでの文武両道』を志して努力を重ねてきました。これまでどこよりも大きな声で、どこよりも躍動感を持って戦ってきましたが、今は新しい野球様式にチャレンジしています。しかし、どんな時でも姿に勢いを持たせ、徹底力を発揮して戦ってくれると、私は信じています。(Full-Count編集部)

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