国の伝統的工芸品に指定されている伊賀焼の窯元で、ユーモラスな形をした「蚊とり豚」の製作が行われています。
三重県伊賀市丸柱にあるカネダイ陶器は1872年に創業した伊賀焼の窯元で、「蚊とり豚」はよく見かける形とは異なり、最初にロクロを使って壺を作ります。
そのあと、壺を斜めに切り、目となる穴をあけて耳と尾をつけます。
1200度の温度で丸1日焼いて完成となりますが、一つの「蚊とり豚」を作るのに10日程かかります。
以前より需要は減っているということですが、ユーモラスな姿をした「蚊とり豚」は30年以上前から製作が続くロングセラーとして愛されているということです。