なぜ、梅雨末期に集中豪雨が発生しやすいのか

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3日(金)は梅雨前線が日本列島に沿って停滞し、西日本や東日本の広い範囲で雨となっています。この雨はさらに強まり、4日(土)夕方までに四国で300ミリ、九州南部・近畿・東海で250ミリの大雨となるでしょう。雨の降り方や身の回りの様子に不安を感じたら、早めに安全な場所に避難してください。

これから梅雨が明けるまでの2週間ほどの間には、これまで幾度となく甚大な豪雨災害が起こりました。最近では2018年の西日本豪雨、2017年は九州北部豪雨です。

集中豪雨が梅雨の末期に起こりやすい理由のひとつに、中国大陸の対流活動があります。中国南部では7月になると、日本より一足早く梅雨が終わり、雨雲の発生が少なくなります。日本の西側で対流活動が弱まると、上空に暖かい空気が届かなくなり、気温が下がります。上空が冷えると、下層の暖かく湿った空気との温度差が大きくなるため、大気の状態がより不安定となり、集中豪雨が発生しやすくなるのです。

気象予報士・片山 由紀子

画像について:4日の天気予報。