岡山・竜操中で平和集会 被爆体験聞き戦争の悲惨さ学ぶ

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被爆体験を語る(右から)広信会長と平末副会長

 岡山市中区赤田の竜操中の2年生約320人が3日、戦争の悲惨さを学ぼうと市内の被爆者を招いて校内で平和集会を開いた。例年、広島市で行っている平和研修が新型コロナウイルスの影響で取りやめになったことから、代わりに企画した。

 岡山県原爆被爆者会の広信靖之会長(76)=南区=と平末豊副会長(89)=同=が講師を務めた。

 平末副会長は、14歳の時に勤務先の広島駅で被爆した体験を話した。爆風で駅舎の外にいた人が30メートル近く飛ばされるなどした威力のすさまじさや、死体を高く積み上げて焼くのが何日も繰り返された当時の惨状を説明。「将来に禍根が残る争いはしてはいけない」などと訴えた。

 集会では生徒が犠牲者をしのんで黙とうし、ステージに千羽鶴を掲げた。

 実行委員長を務めた女子生徒(13)は「原爆で多くの命が奪われたことを語り継いでいくのが私たちの使命だと感じた」と話した。