【新型コロナ】川崎市で新たに11人が確認 2桁は4月23日以来

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は3日、医療従事者6人を含む男女11人の感染が新たに確認された、と発表した。6人はいずれも川崎協同病院(同市川崎区)に勤務しており、院内感染が発生したとみられる。市発表の1日の感染者が2桁に達するのは4月23日以来。市発表の感染者は累計312人となった。

 市によると、6人は看護師4人と介護士2人。うち20代の女性看護師は、今月1日に感染が確認された80代の無職女性が6月下旬、入院中の夫との面会に訪れた際、感染予防で面会できないと説明するなど応対した。

 他の5人はこの看護師の夫である看護師や、同じ病棟などで勤務していた同僚。同病院に入院していた60代男性も退院翌日の6月28日に発熱し、陽性と判明した。

 残りの5人のうち、幸区に住む30代の夫婦は共通の知人が感染者で、無症状だが検査を受けた。また、いずれも多摩区在住で、アルバイトの20代男性と自営業の50代男性は感染経路が不明という。

© 株式会社神奈川新聞社