ゲイとレズビアンの2組のカップル。4人が挑む家族のカタチ。映画「バオバオ フツウの家族」がDVDで登場!

同性愛であること異性愛であること、様々な人々の揺れ動く心情と愛を信じ突き進む姿勢に何を思うか? 昨年9月末に公開されたゲイとレズビアンの2組のカップルが妊活をして、家族になる物語を描いた映画『バオバオ 普通の家族』のDVDが満を辞して登場!

この映画は2019年アジアで初めて同性婚が認められた台湾発、少し先を行く家族の物語。赤ちゃんは誰の子?誰が育てる? 様々な問題を抱えながらも愛を信じ、新しい家族のカタチに挑もうとする、ミレニアル世代の清新なLGBTQ映画。
同性カップル2組の妊活の苦労と成功。シンディの中で芽生えていく母性とお腹の子を手放す怖さを軸に物語は進んでいくのだが、なぜそれぞれが子どもを欲しがったのか? フツウの幸せを手にしたいがために選択するしかなかった互いの行動に共感できて、それと同時に同性愛者を愛してしまった異性愛者が、父親になると決断する心の痛みをも描くことで、「共に生きていく愛のカタチ」をも表現。

ちなみに今回7月3日(金)に発売された理由には、1969年の6月28日ニューヨーク州グリニッチヴィレッジで起こった『ストーンウォールの反乱』が収束した、7月3日にちなんでいる。

ストーリー:ロンドンの会社で働くジョアン(クー・ファンルー)と取引先の友人チャールズ(蔭山征彦)には、それぞれ画家シンディ(エミー・レイズ)と植物学者ティム(ツァイ・リーユン)という同性の恋人がいる。4人はそれぞれの想いからシンディの子宮を借りた妊活に同意し、チャールズとティムの精液を採取してシンディの子宮に注入するのだが一向に妊娠しない。思い余った4人は病院での体外受精を決断する。ジョアンとシンディの卵子にチャールズとティムの精子を注入してできる二つの受精卵をシンディの子宮に戻して、男女の赤ちゃんを産み、男の子はジョアンたち、女の子はチャールズたちが引き取るというものだ。
順調そうに見えた矢先シンディは出血する。子供を奪われる悪夢にうなされるシンディのことが気がかりでジョアンは仕事で失敗をしてしまう。ロンドンであと一年がんばれば英国籍も取得できるというジョアンにとっては大きな痛手だ。そんなところへチャールズが小切手をもって訪ねてくる。病院から戻ったシンディは偶然それを見つけ、逃げるように台湾に戻り、幼なじみで好意を寄せてくれている警官タイ(ヤン・ズーイ)を頼る。一方、チャールズはティムに、赤ちゃんが自分たちの子供になることを伝える、手を打ってきたと…。

■ DVD:バオバオ フツウの家族
▷2020年7月3日(金)発売/台湾/2018年/97分
▷本体価格4000円+税
▷レーベル:オンリー・ハーツ
■ http://www.onlyhearts.co.jp
■ Amazonプライム・ビデオ配信スタート

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