【新型コロナ】3日神奈川県内、男女24人感染確認 7人は病院の院内感染か

マスク(イメージ)

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で3日、10~60代の男女24人の感染が新たに確認された。うち7人は川崎協同病院(川崎市)の看護師らで、院内感染が発生したとみられる。夜の街で接待を伴う飲食店に関連したケースも相次ぎ、少なくとも6人の感染が明らかになった。

 川崎市によると、同病院に関連した7人のうち20代女性看護師は、感染が確認された80代女性が面会に訪れた際に応対していた。この看護師の同僚ら5人のほか、60代の男性患者も退院翌日に陽性が判明した。同市内では計11人の感染が明らかになった。

 横浜市では8人の感染が確認され、うち20代の女性2人はクラスター(感染者集団)が起きたホストクラブ(同市中区)の従業員の濃厚接触者。別の20代女性は東京都内でクラスターが確認されたクラブに勤務しており、10代男性は陽性患者が出たとされる都内のホストクラブ従業員だった。

 県によると、大和市内のスナック経営者と従業員の感染も判明した。ともに60代の女性で、県は常連客数人の特定を進めている。

 相模原市では、JR東日本に勤務する30代男性車掌の感染が確認された。同社横浜支社によると、八王子―大船間を運行する横浜線の車両で乗務していた。

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