4日未明~夕方、神奈川で大雨の恐れ 西部山沿いで180ミリ、警戒呼び掛け

大雨で水位が上昇し、3日未明にようやく氾濫危険水位を下回った箱根町の芦ノ湖=3日

 横浜地方気象台は3日、神奈川県内は4日未明から夕方にかけ、雷を伴って大雨になる恐れがあるとの気象情報を発表した。同日夕までに西部の山沿いで180ミリ、東部で80ミリの雨を予想。6月30日から7月2日にかけての大雨で地盤が緩んでいる所があるとして、土砂災害への警戒を促している。

 気象台によると、4日は低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で、大気の状態が不安定となる見込み。東部で1時間30ミリ、西部は同40ミリの激しい雨を見込んでいる。低い土地の浸水や河川の増水、竜巻や高波にも注意を呼び掛けている。

 県や気象台によると、2日にかけての大雨では、箱根町で350ミリ、山北町で223.5ミリを記録した。

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