彩り鮮やか 仙台風七夕飾り 15日まで展示

完成した仙台風の七夕飾りを笑顔で見詰める住民=長崎市、神ノ島町1丁目第一自治会公民館前

 長崎市の神ノ島町1丁目第一自治会(韋友強会長)は2日、東北の「仙台七夕まつり」をイメージした吹き流しの七夕飾りを、同自治会公民館前に飾り付けた。新型コロナウイルス収束への願いを込め「元気」「平和」「安心」の花文字も作成。15日まで展示し、4日は七夕祭りを開く。
 地域住民の交流のため毎年七夕祭りを開催。婦人部に東北出身者がいることから、昨年初めて“仙台風”に挑戦した。3月から準備を進めてきたがコロナ禍で大部分は自宅作業になった。緊急事態宣言が解除された後、6月に急ピッチで仕上げた。
 吹き流しはレースのカーテン生地を活用し、紙製の花飾り約1800個をふんだんに取り付けた。会計係の浅山敏一さん(75)の発案でテーマを「コロナに負けない元気で安心、平和な暮らし」とし、3種類の花文字を作成。平和を願う折り鶴や住民が寄贈した浴衣生地も彩りを添えている。
 婦人部長の宮崎涼子さん(70)は「安心して寄り合える日常が戻るよう願いを込めた。見る人に明るい気持ちになってもらえたら」と話した。

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