《新型コロナ》つくばみらい市40代男性職員感染 伊奈庁舎を閉鎖

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職員の新型コロナウイルス感染が確認され、本庁舎を閉鎖する職員=3日午後2時すぎ、つくばみらい市福田の市役所伊奈庁舎

つくばみらい市役所で勤務する40代男性職員が新型コロナウイルスに感染していることが3日朝、明らかになり、連絡を受けた市役所は同日正午から、市役所伊奈庁舎(同市福田)を閉鎖した。職員30人で庁内を消毒。マスク姿の職員が玄関先で市民への対応に追われた。週明けの6日には庁舎業務を再開する見通し。

市によると、男性職員は同市在住で、職場では事務を担当。市は所属を明らかにしていないが、窓口業務は行っておらず住民との接触はほとんどないという。

男性職員は6月29日、午前8時半から午後5時15分まで勤務し、背中の痛みや頭痛があった。30日以降は自宅療養。7月2日、発熱や倦怠(けんたい)感を訴えて医療機関を受診し、肺炎と診断された。同日、PCR検査を受け、3日に陽性と判明した。現在は入院中。

男性職員に海外渡航歴はないという。他に体調不良を訴えている職員は現在いない。男性職員と同じ課で働く23人は、13日まで在宅勤務とした。この課の窓口業務は他課で対応するとしている。

3日夜に記者会見した小田川浩市長は、職員の行動歴を「調査中」とした上で、「都内に行ったという報告は受けていない」と話した。

男性職員のPCR検査結果が同日午前に判明し、市は伊奈庁舎の閉鎖を決定。来庁者に案内し、退避させた。正面玄関には「市役所の職員から新型コロナウイルス感染症が確認されたため、伊奈庁舎を閉庁します」と記した紙が張り出された。

この後、閉鎖を知らない市民が次々と市役所を訪れ「手続きはどうすれば」「いつ再開するのか」などと職員に質問していた。同日午後2時ごろ、高額療養費制度の手続きに来た同市陽光台の男性(70)は「まさか閉まっているとは思わなかった。外で職員が対応してくれて何とか手続きできた」と安堵(あんど)していた。一方、午前中に市役所にいたという女性は、職員に「大丈夫なのか」と不安そうに尋ねていた。