コロナ禍の難局を乗り越えるべく、いざ南極へ─。サッカーJ1川崎フロンターレのマスコットキャラクター「ふろん太」が、第61次南極地域観測隊の“見習い”として、昭和基地に赴任した。およそ1万4千キロ離れた地から、極地観測の重要性をサポーターらに伝える。
プロジェクト名は、映画「南極物語」にちなんで「難局物語2020」。国立極地研究所(東京都立川市)職員でフロンターレサポーターの森脇崇夫さんが提案し、約2年前から計画。その間に新型コロナウイルスの感染拡大があり、子どもたちに喜んでもらえるよう企画を練ってきた。
今後、半年にわたってさまざまなイベントが催される。9月のホームゲームで極寒の地からの中継を予定しているほか、月1回程度、ふろん太と一緒に南極や観測隊の活動を学ぶ動画を配信。関連グッズの販売も予定している。
「(本拠地の)等々力にあるどこでもドア」で南極に駆け付け、仕事をするというふろん太は「地球のみんなが笑顔になれるコンテンツを届けたい」と意気込んでいる。
第1弾の動画は、動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」のフロンターレ公式チャンネルで配信されている。