「前川清のBAR TAKE5」が7月5日スタート! 前川親子にインタビュー

今年3月、惜しまれつつ終了したKBCラジオの「KIYOSHIとHIROKIのBAR TAKE5」が、装いも新たに3カ月ぶりに復活。7月5日からスタートすることになった。タイトルは「前川清のBAR TAKE5」(日曜午後7:00)だ。

出演は歌手の前川清と、前川の長男でシンガー・ソングライターの紘毅(ひろき)と、次女でロックバンド・Dire Wolfのボーカルを務める前川侑那(ゆきな)。前川家の歌い手たちによる30分番組で、紘毅と侑那は隔週で交互に出演する。

番組では、KBCラジオ・テレビのリポーター・アイタガールによる街頭での取材や、リスナーからのメッセージをきっかけに、前川親子の飾らないトークが展開。今後は「女子大生に聞きました」「趣味の世界」「大人の性教育スペシャル」など、興味深い企画が予定されている。ここでしか聞けない「前川清の笑顔まんてんタビ好キ」(KBCテレビほか各局で放送中)のこぼれ話もありそうだ。

インターネットTVガイドでは、収録の合間に、前川清・紘毅親子に話を聞いた。

――3カ月ぶりの番組復活、おめでとうございます! 番組がお休みの間、新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が発令されるなど、ただの3カ月ではありませんでした。世界全体が大変な中、どのような日々を過ごされていましたか?

前川 「そうですねえ…これまでにも九州での水害や東北で大きな地震など、いろいろなことがありました。その時は、被害に遭ったところ以外は、元気な地域がたくさんあったんですよね。だから応援することもできた。でもこれ(コロナ)は、全世界でしょう? 僕は3月から始まる予定だった1カ月公演に向けて、2月から稽古をしていたんです。それも中止になり、4月以降のイベントもなくなり、2月から仕事らしい仕事はしていないんですよね。明日はいったいどうなるんだろうと不安だった皆さんと同じ気持ちの“休み時間”だった気がしますね」

紘毅 「僕は応援してくださっている方々に少しでも楽しんでいただければと思って、YouTubeで配信をやっているんですけども、何のノウハウも知らなかったので動画の撮影や編集の方法、カメラの勉強などをしていましたね。歌の動画を作る時も、ギター一本だけでは寂しいからピアノを入れたり、弾いたことのないベースに挑戦してみたり…。前川(清)さんに録音してもらった歌の音源を家に持ち帰り、弾き慣れない楽器を弾いて、それを2日くらいかけて撮影・編集…。こんなに音楽のことだけをずっとやっているのは今までで初めてだと思います。コロナの問題が発生する前よりも、今の方が必死になって勉強していますね」

――空いてしまった時間を、有意義に使うことができたんですね。

紘毅 「活動自粛という状況を悲しむというよりは、活動を再開できるようになった時に一歩ステップアップできるような準備ができている気がするので、変な言い方になりますけど、僕にとってはすごくいい勉強時間になっています」

――「前川清のBAR TAKE5」としての初回収録は、いかがでしたか?

紘毅 「最初の収録ではいろいろな“ベスト5”を紹介する企画と、リスナーさんからのメッセージを紹介する“そして、後半”というコーナーをやりまして」

前川 「冒頭に『そして、神戸』のイントロが流れてから、“そして、後半”。それがどうしたっていうことですけど(笑)」

紘毅 「わりとフワッとした感じで始まりましたね」

前川 「やはりリスナーの方からのメッセージがあってこそですね。ただ紘毅としゃべっているだけでは会話が広がらない(笑)。これからリスナーの方のいろんな“ベスト5”をお寄せいただいて、広がっていくのかなと」

――歌手として全国区で活躍している前川さんと紘毅さんですが「BAR TAKE5」や「タビ好キ」などのローカル番組を通して、九州の人間はより一層の親しみを持っております。お二人が思う「九州の魅力」とは?

前川 「僕も九州出身ですけど、九州には独特の人の温かさがありますね。歴史的な背景もあるのかなあ…いい意味で雑というか、いろんなことをオープンに話してくださる土地柄があります。他の地域では『タビ好キ』のような番組は、成り立たなかったかもしれません」

紘毅 「祖父母が北九州にいて、子どもの頃から遊びに来ているので九州には親しみがありますね。テレビに出していただくと、九州の人たちから『番組見たよ!』っていうLINEがたくさん届いて、熱く応援してくれるんです。僕にとっては“第2のふるさと”というか、思い入れの強い土地ですね」

――「BAR TAKE5」には、新たに侑那さんが入られます。ラジオ番組の進行は初めてということですが、どうなりそうですか?

前川 「当てになりませんよ、あいつは。あの見てくれを皆さんに見てもらってナンボなので、ラジオでしゃべるのはどうかなあと(笑)。考えることが小学生レベルというか、僕たちとは次元の違う突拍子もない話をしますんで。そういった侑那の世界にお付き合いいただければ…何の役にも立ちませんけれども」

紘毅 「あと、侑那が出る回はメッセージを平仮名で書いていただきたいですね。あいつは漢字が読めないので、台本も平仮名じゃないと(笑)」

前川 「一緒にロケに行った時に『お父さん、ヘンブツ教室って何だろうね。気になるから行ってみない?』っていうので行ってみたら“編物教室”(笑)。まあ、そういう次元ですから。そういったところも楽しんでいただければ」

紘毅 「侑那へのメッセージは、できるだけ漢字少なめでお願いします(笑)」

――それでは、リスナーの皆さんへメッセージをお願いします。

前川 「ラジオというのは、テレビと違って人から見られるわけじゃないので“普段着”ですよね。ということは、普段と同じしゃべり方になる。歌番組だったらきちんとスーツを着て真面目にやらないといけないけど、本当の自分が出るのはラジオだと思うんですよ。ラジオなら、例えばちょっと危なめの下ネタなんかもいいんじゃないかなと。面白おかしい下半身の悩みとかを、リスナーの皆さんから意外といただくんですよ。僕自身も下ネタは好きな方ですし。そんなことも含めて、ラジオを聞きながらお仕事をしている人たちなどに、身近に感じてもらえるようなことができたらと思いますね」

紘毅 「日曜日の夜7時という、週末が終わってしまうなあって思う時間にこの番組を聞いて、“最後のひと笑い”をしていただいて、月曜日からまた頑張ろうと思ってもらえればと。ちゃんとした真面目な番組では全然ありませんが、クスッと笑ってリラックスできるひと時になればいいなと思います。たくさんのメッセージと応援をよろしくお願いします!」

――ありがとうございました。

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