オールスター・ゲーム 1945年以来の中止が決定

メジャーリーグ機構は日本時間7月4日、ドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムで開催予定だった今年のオールスター・ゲームの中止を正式に発表した。1933年にスタートしたオールスター・ゲームが中止となるのは、第二次世界大戦の影響により中止となった1945年以来75年ぶり2度目のことである。

今年のオールスター・ゲームは、1980年以来40年ぶりにドジャー・スタジアムで行われる予定だった。来年の開催地はすでにブレーブスの本拠地トゥルイスト・パークに決定しているため、ドジャー・スタジアムでは2022年にオールスター・ゲームが開催されることになった。

メジャーリーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーは「今年のオールスター・ゲームを開催するのが不可能であることが確実になった段階で、我々はまだ開催地が決まっていない次のオールスター・ゲームをドジャースに主催してもらいたいと考えた。それが2022年だった」と述べた。

ドジャースのスタン・カステン球団社長は「我々は今年のオールスター・ゲームを主催できることをとても楽しみにしていたし、ドジャー・スタジアムとロサンゼルスが2022年にワールドクラスのイベントを主催するのを待つ価値があるということも知っている。ロブ・マンフレッド・コミッショナーがこんなにも早い段階でロサンゼルスを再び開催地に選んでくれたことに感謝したい」とのコメントを発表している。

2022年のオールスター・ゲームが無事にドジャー・スタジアムで開催されれば、ロサンゼルスでは3度目のオールスター・ゲーム開催となる。前回ドジャー・スタジアムで開催された1980年に加え、ドジャースは1959年に前本拠地のメモリアル・コロシアムでオールスター・ゲームを主催している(1959~1962年は2試合開催でドジャースが主催したのは1959年の2試合目)。

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