古道センターの展示が「ツーリズム博物館」に登録 国内初

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【ツーリズム博物館に登録された常設展示=尾鷲市向井の県立熊野古道センターで】

 【尾鷲】県立熊野古道センター(尾鷲市向井)の常設展示が、スペインの旅行関係者らがインターネット上に開設した「ツーリズム博物館」にこのほど、日本で初めて登録された。

 常設展示は、世界遺産・熊野古道のある県と、同じく世界遺産「サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路」の一部が通るスペイン・バスク自治州が昨年交わした覚書や、同巡礼路に関する説明、同巡礼路ゆかりの大聖堂の写真パネルなど。同博物館のフェイスブックで、展示の様子が写真で紹介されている。

 ツーリズム博物館は、観光業の歴史的価値を伝える目的で、三年前にスペインで設立された同名の非営利団体が、ネット上に開設。スペインを中心に世界各国で観光ガイドや写真、パンフレットなどを展示している場所を同博物館のホームページやフェイスブックで紹介している。

 鈴木英敬知事らは昨年11月、スペインを訪問。同年12月、県東紀州振興課に同博物館の会員から提案があり、熊野古道センターの常設展示が6月20日に39カ所目として登録された。

 同課の担当者によると、博物館のメンバーから古道センターへ、バスク地方を通る巡礼街道に関する資料を寄贈したいと提案があったという。「博物館のネットワークを通じて、自分たちではできなかったような情報発信やつながりを持てたことが大きな成果」と話している。