新型コロナウイルス検査結果発表 3185件のうち陽性は38人

メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会は日本時間7月4日、夏季キャンプ開始に先駆けて行われた新型コロナウイルスの検査結果を発表し、検査総数3185件のうち陽性が38人(選手31人とスタッフ7人)だったことを明らかにした。陽性となったのは19球団の選手またはスタッフで、残りの11球団には陽性を示した者は1人もいなかった。

発表された検査結果によると、3185件のうち陽性は38人で、その割合は1.2%となっている。ESPNは、プロバスケットボール(NBA)が5.3%(302件中16人)、プロサッカー(MLS)が2.7%(668件中18人)であったことを紹介しており、メジャーリーグはそれよりも低い数字となった。

先日、チャーリー・ブラックモン外野手などロッキーズの3選手が陽性となったことが報じられていたが、日本時間7月4日には、インディアンスのデライノ・デシールズ外野手、パドレスのトミー・ファム外野手らの検査結果が陽性だったことが判明した。

今年は通常の故障者リストのほかに、新型コロナウイルス用の故障者リストが新設されており、選手自身が望まなければ氏名は公表されないことになっている。フィリーズは先日、ヘクター・ネリス投手、スコット・キンガリー内野手ら4選手を具体的な理由を公表することなく故障者リストに登録したが、新型コロナウイルスが関係しているとする報道もある。

なお、日本時間7月4日には、ナショナルズのウェリントン・カスティーヨ捕手が今年プレーしないことを選択したことが明らかになった。カスティーヨには幼い子供がいるため、新型コロナウイルスに感染するリスクを冒してプレーするのが好ましくないと判断したようだ。ナショナルズからの辞退者は、ライアン・ジマーマン内野手、ジョー・ロス投手に次いでカスティーヨが3人目となる。

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