「被爆者手記」を長崎平和宣言に

修正案提示、起草委が最終会合

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平和宣言文の起草委員会の最終会合で発言する田上富久長崎市長=4日午前、長崎市

 長崎市は8月9日の「原爆の日」の平和祈念式典で田上富久市長が読み上げる平和宣言文の起草委員会の最終会合を4日、市内で開き、原爆で妻子を奪われた被爆者の手記を引用し、核兵器がもたらす惨状を訴える修正案を提示した。

 修正案では、昨年11月に来日したローマ教皇フランシスコが、長崎で発した反核のメッセージを紹介。日本政府に対し、平和憲法の理念の堅持や核兵器禁止条約への署名と批准を求めている。

 今年6月の第1回会合で市が示した原案には盛り込まれず、被爆者らでつくる委員から「被爆者の肉声を入れるべきだ」との要望が相次いだ。市は宣言文の内容を7月末までに決める方針。