10月18日の加茂大祭中止 新型コロナ感染拡大予防で

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昨年の加茂大祭

 岡山県三大祭りの一つで千年近い伝統を誇る吉備中央町の「加茂大祭」(県重要無形民俗文化財)を執り行う九社総代会などは4日、10月18日に同町加茂市場の総社宮で開く予定だった同大祭の中止を決めた。新型コロナウイルス感染拡大予防のため。

 大祭は平安後期の天喜年間(1053~58年)、疫病退散を祈願したのが起源とされる。町内8神社からみこしが集まり、クライマックスの「御神幸」では横一列に並んだみこしが一斉に高く差し上げられる。獅子舞や棒使いといった「お遊び行事」も奉納され、県内外から多くの見物客が訪れる。

 総社宮代表総代の菱川徹さん(76)=同所=は「不特定多数が集まる大祭は密集、密接が避けられないと判断し、やむなく中止を決めた」と話した。