移動式銭湯×人力車が行く/首都圏の2人、東北巡り/癒し振りまく旅へ 青森県大間からスタート

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地元の人を乗せて走りだす人力車ユーチューバーのガンプ鈴木さん。車上で撮影するのは「桶の旅人」三宅さん=4日、大間町の大間崎
人力車ユーチューバーのガンプ鈴木さん(左)と「桶の旅人」三宅さん=4日、大間町の大間崎

 移動式銭湯と人力車で東北の人に元気と癒やしを与えたい-。首都圏在住の男性2人が青森県大間町の大間崎を出発点に、5日から東北を南下する旅を始める。2人は無料で癒やしを提供するなど人との交流を楽しみながら、8月9日のゴール地点・浅草を目指す。

 旅を始めるのは、浅草を拠点に人力車の車夫をするユーチューバー、ガンプ鈴木(本名・鈴木悠司)さん(30)と、トラックを銭湯にして活動する「桶(おけ)の旅人」三宅天真(たかなお)さん(24)=埼玉県。鈴木さんが浅草で三宅さんに話しかけたのをきっかけに友人関係になり、昨年夏は東海道五十三次を走り、2人で人力車の楽しさと銭湯の癒やしを届ける旅をした。

 鈴木さんは、人力車を引いてアメリカ大陸横断に挑んだ経験を持つ。ビザが切れるタイミングで一時帰国したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で日本にとどまらざるを得なくなった。一方、三宅さんもイギリスに語学留学が決まっていたが、同じく新型コロナの影響で渡英を断念。2人で東北を巡ることになった。

 三宅さんのトラックの荷台には大人3人ほどが入れる風呂おけや、ドラム缶風呂、お湯を沸かす燃料となるまきが積まれていた。水や温泉水は旅先で調達する。三宅さんは「東北はヒッチハイク旅などでお世話になった土地。皆さんのハートを移動式銭湯で温めてあげたい」と話した。

 鈴木さんは「新型コロナの影響で交流が難しい状況でのチャレンジ。われわれの姿を見てもらい、少しでも皆さんの生きる希望、元気を生み出していきたい」と語った。

 2人は1日40キロほど移動する予定で、むつ市大畑(5日)、横浜町(6日)、六ケ所(7日)、八戸(8日)に立ち寄った後、岩手、宮城、福島県を巡る。