島原半島「ちょい旅」いかが 40事業者が連携

雲仙温泉街で、手焼き湯せんぺい作りを見学する実行委のメンバー=雲仙市

 島原半島3市の飲食店や土産品などの物産販売の計約40事業者が連携して、半島に誘客する取り組み「ちょい旅 島原半島」を展開している。フェイスブックに公式ページをつくり、スマートフォンなどの携帯端末で地図を見ながら、半島を周遊して買い物や体験イベントを楽しめるようにした。8月31日まで。
 新型コロナウイルス感染拡大の中、半島の物産品を詰め合わせて全国に送る「雲仙島原ふるさとめぐみ箱」を企画した久山つや子さん(69)=長崎県雲仙市、みゆき蒲鉾本舗会長=らが「次は島原半島を元気にしよう」と実行委をつくり、「ちょい旅」への協賛事業者を募って6月下旬にスタートさせた。
 新型コロナ感染の影響で、近隣への旅行が増えている状況を、久山さんは「県民のみなさんに、風光明媚(めいび)で海と山の幸に富む島原半島を訪れてもらう絶好のチャンス」ととらえる。地図には各店舗の紹介のほか、利用すると受けられる「ちょいサービス」(商品割引やプレゼント)も掲載。
 準備段階では実行委メンバーが、観光客の立場で協賛店を巡るモデルツアーも実施した。実行委事務局の林田真明さん(51)=雲仙市職員=は、「今後は所要時間やテーマごとにモデルコースの提案もしていきたい」と話している。

「ちょい旅 島原半島」のマップ

© 株式会社長崎新聞社