長崎大学病院実習生が感染 新型コロナ、県内18人目 約2カ月半ぶり

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長崎大学病院=長崎市坂本1丁目

 長崎市は4日、長崎大学病院で実習中だった市内在住の20代の同大男子学生の新型コロナウイルス感染が新たに確認されたと発表した。軽症という。クルーズ船コスタ・アトランチカの集団感染を除き長崎県での感染確認は4月17日以来、約2カ月半ぶりで、18人目。同市では2人目。
 学生は直近2週間に海外渡航や県境を越えた移動はしていない。市が行動歴や感染源を調べている。濃厚接触者に該当する同居家族4人と友人1人、接触があった入院患者(退院含む)、医療従事者、事務職員のうち計69人については4日にPCR検査をした結果、全員が陰性だった。
 市や同病院によると、学生は6月8日から病棟を中心に実習に参加。マスクを着けて入院患者を聴診するなどしていた。今月6日から県内の別の医療機関で実習するため3日、スクリーニングとしてPCR検査を受け、陽性が確認された。軽い肺炎の症状はあるが軽症で、同病院の隔離病床に入院している。
 同病院で接触があり、陰性が確認された69人の内訳は、入院患者(退院含む)21人、医療従事者48人。同病院は4日に実施できなかった入院患者1人、職員8人についても検査する。市は同居家族ら以外に濃厚接触者がいないか調べる。
 会見した同病院感染制御教育センター長の泉川公一教授は、実習中に感染者が出たことについて「驚きとともに残念に思う。早急に感染経路を解明できるよう努力したい」と述べた。