ドジャース・プライスが出場辞退 各球団でコロナ陽性者続出

デービッド・プライス(ドジャース)は日本時間7月5日、自分自身と家族の健康を最優先に考えた結果、2020年シーズンにプレーしない決断を下したことをTwitterで明らかにした。ドジャースは「デービッドの決断を全面的にサポートします」とプライスの決断を支持する声明文を発表している。また、各球団で新型コロナウイルスの陽性反応を示す選手が続出。バスター・ポージー(ジャイアンツ)は今年プレーするか否かの選択を迷っているという。

プライスは、熟考し、家族や球団と議論を重ねた結果、今年プレーしないことを選択。「チームメイトがワールドシリーズで勝利するのを応援したい。今年プレーしないことを申し訳なく思うけど、来年を楽しみにしている」と新天地ドジャースのチームメイトへエールを送った。

プライスは今年2月、レッドソックスとのトレードでムーキー・ベッツとともにドジャースへ加入。先発3番手としての活躍が期待されていた。ロス・ストリップリング、ダスティン・メイ、トニー・ゴンソリンらがプライスの代役の座を争うことになりそうだ。

また、高熱のフレディ・フリーマン(ブレーブス)を筆頭に、DJ・レメイヒュー(ヤンキース)、ミゲル・サノー(ツインズ)、サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)など各球団の主力選手に陽性者が続出。ロイヤルズのマイク・マシーニー監督が新型コロナウイルスに感染していたことも明らかになった。

そんななか、元MVPのポージーは今年プレーするか否かの選択を迷っているようだ。「今後数週間、状況がどのように変化していくかを見守りたい」とポージー。マイク・トラウト(エンゼルス)も第1子の誕生を控える状況のなかで、出場辞退の可能性があることを示唆しており、2020年のメジャーリーグは、さらに多くのスター選手を失う可能性が出てきた。

現時点では、プライスのほか、ダイヤモンドバックスのマイク・リーク、ロッキーズのイアン・デズモンド、ナショナルズのライアン・ジマーマンとジョー・ロスが出場辞退の意思を明言している。

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