マドン監督「大谷はロックンロールの準備ができている」

今年からエンゼルスの監督に就任したジョー・マドンは、本格的な二刀流を再開する大谷翔平について「ロックンロールの準備ができている」とコメント。独特の表現で、2020年シーズンの大活躍を予言した。

投手としてはトミー・ジョン手術明け、打者としても左膝の手術明けのシーズンとなる今年の大谷は、新型コロナウイルスの影響でシーズン開幕が延期されたことにより、シーズン開幕から二刀流でプレーする準備が整っている。

「僕のプロ生活では、バッティングとピッチングの両方をこなすのが普通だった。今年は通常のルーティンをこなすことができている。その意味では、とても快適」と大谷。「今年のシーズンは短いから、マラソンではなく短距離走のような形になる。シーズンの最初から最後まで、100%の状態でプレーしたい」と意気込みを口にした。

大谷によると、「身体的には」いつでも開幕を迎えられる状態だという。しかし、この数ヶ月間はシーズン開幕日が決まらない状況でのトレーニングを強いられたため、「精神的には」オフシーズンのような状態だった。ようやくシーズン開幕という目標が定まり、集中力も高まりつつあるようだ。

今年の大谷は、メジャー1年目の2018年のように、投手として週1回、指名打者として週4~5回出場することが想定されている。よって、60試合制のシーズンであれば、投手として8~10試合、指名打者として30~35試合に出場することになるだろう。

実際、2018年の大谷は、開幕からの60試合で投手として8試合に先発し、打者としては33試合に出場。防御率3.18、打率.283、6本塁打という成績をマークした。マドンはメジャー3年目を迎えた大谷にとって、今年がブレイクの1年になることを望んでおり、さらなる活躍が期待される。

メジャー30球団は、日本時間7月24日または25日にそれぞれ2020年シーズンの開幕戦を迎える。大谷は今年、どんな活躍を見せてくれるのだろうか。

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