和田琢磨、陳内将ら出演の話題の連ドラ「CODE1515」撮影現場に潜入! 今夜注目の第9話放送

和田琢磨、陳内将、安里勇哉、赤澤燈、校條拳太朗、佐奈宏紀ら注目の2.5次元俳優陣が多数出演する、BSフジで放送中の話題の連続ドラマ「CODE1515」(日曜深夜0:00)。いよいよクライマックスを迎えるその現場に密着し、撮影の裏側をリポートする。

同作は、25年後の世界から来た未来人と出会い、彼らが後悔している出来事のやり直しを手伝うことになるテレビクルーたちの活躍や葛藤を描くサスペンスドラマだ。

今回潜入したのは、和田演じる星奈希望たちが勤めるネット配信テレビ局「チャンネル88」のオフィスでの数シーン。未来人から踏切事故が起きると聞き、それを防ぐために奔走する希望たち。彼らがオフィスに集まり、事故を止めるべくみんなで計画を立てるという場面だ。

まずは、希望が部屋に入ってくる前までのところから撮影がスタート。その場にいたのは昴巧役の陳内、橘俊作役の赤澤、延原賢一役の佐奈、久地浦一役の内海大輔。機材のセッティングを待っている間、4人は決まった文字数の単語を言うゲームに興じ、とっても楽しそう。指折り数えながら「オーバーしてる!(笑)」などと言い合って、カメラが回るギリギリまで盛り上がっていた。

次に、希望が部屋に入ってきて着席するシーン。リハーサルは順調に進んでいたものの、ここでハプニング発生。なんと佐奈が急に鼻血を出してしまったのだ。鼻にティッシュを詰めながらちょっぴり照れ笑いの佐奈は、「何やってきたの?(笑)」と周りのスタッフからいじられまくっていた。

その後、入ってきた希望が巧とどう相対するか、和田と陳内で打ち合わせ。第8話で未来の自分と遭遇しショックを受けたものの、あらためて事故に向き合う決意をした希望。そんな希望の気持ちを察する巧。短い瞬間に2人の思いの交錯を込めなければならないとあって、ここは少し考えどころのようだ。そこに杉本逹監督がやって来て、「アイコンタクトだけだと普通なんだよなぁ」と、少し動きを足す提案をする。

キャスト陣に対し、「ちょっとカタいな」「芝居がつまらないな」と容赦なくダメ出しする一方、合間にはキャストと軽口をたたき合ってユーモアたっぷりなやりとりを繰り広げていた杉本監督。ここでも、提案を受け「さすがです!」とふざけて杉本監督を持ち上げる陳内に、なぜかジャンパーをはだけて得意顔で応え…。そんな2人の掛け合いに、周囲からも笑いが起こっていた。

撮影が進んでいくなか、合間には、すっかり鼻血が止まった佐奈が、和田と仲良く話す姿も。星奈祈里役の松澤可苑からの励ましメッセージが書かれた和田のペットボトルを見つつ、2人が笑顔で語らっている様子は、実にほほ笑ましかった。

続いては、巧が、ホワイトボードを使って、事故を防ぐために誰がどう動くか、希望と話しながら説明する長いセリフのシーン。緊張感あふれる本番となったが、さすが舞台経験豊富な陳内は見事にきめる。陳内は、はーっと安堵の息をつきつつ「ここ(ボード前)に立った瞬間、何だっけ?ってなっちゃった(笑)」と緊張の胸の内を明かしていた。

そんな緊迫したシーンが終わった後は、また楽しそうにたわむれ始める5人。佐奈の発言に、和田&陳内がツッコんだり、佐奈と赤澤が無言でにらめっこのような遊びをしたり…と、とにかく和気あいあい。

そして、この後は、ザ・ギース(高佐一慈、尾関高文)が加わってのコミカルなシーン。尾関演じる制作会社の富安秀文が、高佐演じる青砥祥太郎プロデューサーに、自分の考えた突拍子もない企画を提案するという、毎回お決まりのシーンで、台本はあるものの、尾関のアドリブも満載となっている。コントに定評のあるザ・ギースの掛け合いに、佐奈は「生で見られるなんて」とうれしそう。

そんな、キャスト陣も楽しみにしているコントのようなシーンの撮影では、カットがかかった途端、それまで笑うのを我慢していたキャスト陣が大爆笑。尾関がアドリブで繰り出した、ある“業界用語的なセリフ”がかなりツボに入ったようで、和田は「涙出てきたー(笑)」と笑いが止まらないようだった。

クランクアップを迎えた尾関は「目指せ、視聴率80%!」とコメントを。さらに、動画を回している佐奈に「撮ってるのか! 撮ってるのか!」と言いつつ止めようと迫るなど、キャラクターか素か分からないノリで、最後までみんなを笑わせ続けていた。

繊細な感情の動きを表すお芝居、緊迫の長ゼリフ、爆笑のアドリブ――。見どころいっぱいの「CODE1515」第9話はいよいよ本日7月5日放送。必見だ。

取材・文/高瀬純 撮影/松井伴実

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