「そうめんの日」に合わせPR動画 島原手延素麺組合連絡協議会

島原手延素麺組合連絡協議会が「そうめんの日」に合わせ公開したPR動画(ODAWARA Film提供)

 長崎県南島原市の特産品そうめんを消費者にPRしようと、同市西有家町の島原手延素麺組合連絡協議会(高橋正会長)が7日の「そうめんの日」に合わせ、初のPR動画を制作。動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。
 平安時代、宮中では七夕の日にそうめんを食べて無病息災を願ったことから、全国乾麺協同組合連合会は7日を「そうめんの日」と定めている。
 テーマは「みなみしまばらには おいしいそうめんがあります」。七夕の日、女の子が好意を寄せる男の子を見つめながら短冊に込めた願い。「一緒にそうめんを食べたい」-。大人になった2人が夫婦となり、そうめんを生業にしている姿や、思い出の場所でそうめんを味わう情景を描いた。
 主演した同協議会青年部代表の林田武彦さん(39)と真奈美さん(39)夫婦が経営する製麺所(西有家町)や緑豊かな旧深江町立小林小・山の寺分校(深江町)など市内各所でロケを実施。市在住のカメラマン、山本健一郎さん(47)が撮影した満点の夜空に輝く天の川など南島原の大自然もシーンに織り込み、1分(フルバージョンは1分47秒)の映像にまとめた。ナレーションは入れず、美しい4K映像とピアノの旋律で構成したのも特色だ。
 監督した市在住の映像カメラマン、小田原孝幸さん(43)は「そうめんを食べるだけの映像作品にはしたくなかった。織り姫とひこ星が出会う七夕だけに、ロマンチックな作品に仕上げた」と振り返った。
 林田さんは「愛しい人と一緒にそうめんを食べたいという思いが伝わる作品になった。コロナ禍で連合会としてのイベント活動はできないが、新しい形で南島原のそうめんを知ってもらえれば」と期待を寄せている。動画は「七月七日はそうめんの日」で検索。

「そうめんの日」のPR動画(ODAWARA Film提供)

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