宮崎市男性、コロナ感染 18例目、福岡市滞在40代

 宮崎市は5日、同市在住の自営業40代男性の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。県内での感染確認は4月11日に同市で50代女性の感染が確認されて以来、85日ぶりで18例目。男性は6月29日から3日間、仕事で福岡市に滞在していた。容体は安定しており、宮崎市の感染症指定医療機関への入院に向け調整している。
 市によると、男性は7月3日に鼻水の症状があった。4日には38度台の発熱や倦怠(けんたい)感があり、同日夜、市内の医療機関を受診。医療機関から市保健所に検査依頼があり、5日にPCR検査で陽性を確認した。同日は39度台の発熱や咳(せき)などの症状があった。
 男性は6月29日~7月1日、仕事関連の研修に参加するため福岡市に滞在。滞在中の立ち寄り先などは調査中という。宮崎市と福岡市の往復には高速バス「B&Sみやざき」と新幹線を利用し、1日に帰宅後は経営する会社の事務所で勤務。それ以外の時間帯は自宅で過ごしており、移動や外出時はマスクを着用していた。今月に入り、クラスター(感染者集団)が発生したとみられる鹿児島県への訪問歴はないという。 
 市は同居する妻と子どもが濃厚接触者に当たるとして6日以降、PCR検査を実施する。2人に症状はなく、ほかに濃厚接触者は確認されていない。
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