西欧の風景画 年代順に35点 10月18日まで 長崎の野口彌太郎記念美術館 長崎市民は9月30日まで無料

野口の色鮮やかな作品が並ぶ会場=長崎市野口彌太郎記念美術館

 長崎県ゆかりの画家、野口彌太郎が描いた西欧の風景画などを集めた企画展が、長崎市平野町の市野口彌太郎記念美術館で開かれている。10月18日まで。
 来館者に作風の変化を感じてもらおうと、年代順に35点の作品を展示している。
 市文化財課によると、南仏の町を題材にした作品「カーニュの印象」(76年)は、鮮やかな配色と激しい筆遣いが特徴。野口の心に残った風景を大胆に描いている。
 同課は「コロナウイルスの影響で海外旅行は難しいが、ぜひ美術館の中にある西欧を訪れてほしい」としている。
 入館料は一般100円、小中学生50円。長崎市民は9月30日まで無料。

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