THE RIVER編集長の中谷直登さんが退任。「不適切な発言が認められた」と発表。海外ポップカルチャー専門のウェブメディア

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株式会社riverchが運営する海外ポップカルチャー専門メディア「THE RIVER」の編集長、中谷直登さんが、7月6日で退任することになった。THE RIVER 編集部が同日、発表した。

中谷さんが自身のTwitterに投稿したツイートに対し、批判が噴出していた。

批判噴出。何があったのか?

編集長の中谷さんは、7月2日の夜、自身のTwitterに「正直今どき海外の俳優とかを『イケメン俳優』ってキャッキャしてるのオバサンだけだと思うんだよね」と投稿(現在当該ツイートは削除済み)。この発言は、女性蔑視かつ年齢に関し偏見や差別があり、読者やファンを見下していると批判が噴出していた。

これを受け、中谷さんは同日、自身のブログにて「『女性蔑視』『好きな俳優を応援していた私はオバサンなのか』というご指摘を頂いた。もちろんそういう意図はまったくなかったのだが、そうとらえられてしまってもおかしくない書き方だった。とても反省している。不快な思いをさせてしまい、申し訳ございませんでした」と、謝罪。

続けて、投稿の意図として、「洋画の宣伝まわりに対して日頃から抱いていた疑問を皮肉ることだった」とし、作品に出演する俳優を「イケメン」と称して宣伝することに問題提起をしたつもりだったと明かした。その上で、「ただし、『オバサン』という表現を使ったのが良くなかったと深く反省している」と反省の意を示した。

しかし、このブログの中で、「オバサン」という言葉を使用した理由などについては示しておらず、ネット上では、「論点をずらしている」「読み手の解釈違いだと開き直っている」「謝罪になっていない」などの意見が上がっていた。

9〜10年前の発言に対して「無自覚なまま使用していた」

中谷さんは7月6日に公表した謝罪文の中で、「この愚かな投稿をしてしまった時には気付いていなかった深刻な問題を痛感し、深く恥じ入り、心から後悔しています。不適切かつ不必要な言葉を、無自覚なままに使用してしまいました」と、改めて謝罪。編集長を退任すると発表した。

さらに、Twitter上では、9〜10年前に同Twitterアカウントに投稿していたツイートにも注目が集まり、その発言も女性蔑視であると批判があがっていた。中谷さんは「これらは無自覚のものでしたが、無自覚だからこそ恐ろしく、救いようのないものだと思います」とし、「私が間違っていました。本当に申し訳ございませんでした」と綴っている。

「差別的な表現を認めることはありません」

「THE RIVER」は中谷さんが設立したメディアであり、株式会社riverchの代表取締役も務めている

サイトの声明では、「中谷の個人Twitterアカウントにて、THE RIVERとして受け入れがたい不適切な発言が認められた」とし、「THE RIVERおよび株式会社riverchでは、いかなる場合であっても、差別的な表現を認めることはありません」と厳しく非難した。

中谷さんは、7月6日をもって退任し、「THE RIVER」の今後の体制は、第三者の意見を取り入れ、社内で慎重に検討し、メディアとしての正しい在り方を模索するという。正式な決定までは、同氏を除いたスタッフによる合同編集体制にて運営するという。