マクラーレンF1のノリスが初表彰台獲得「ミスを抑え、巡ってきたチャンスをすべて生かした」:オーストリアGP

 2020年F1オーストリアGP決勝で、マクラーレンのランド・ノリスは3位、カルロス・サインツJr.は5位だった。

■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 決勝=3位
 最高にうれしいよ。僕のF1でのベストリザルトであり、初表彰台だからね。チームの全員が心から満足していると思う。開幕戦から大きな成果をあげることができた。この週末は、いつも以上に実力を発揮できて、ペースもとても良かった。

 決して楽ではなかったよ。実際のところ、グリッド上で3番目に速いクルマではなかったからだ。でも、肝心な場面では、だいたいうまくまとめることができた。ミスを最小限に抑えて、巡ってきたチャンスをすべて確実に生かしたんだ。その結果、こうしてポディウムにあがることができた。ここにいる人たちだけでなく、ファクトリーにいる人たちも含めて、ハードワークを続けてくれたチームに心から感謝したい。

 来週もまた、このような好成績をあげることは可能だと、明言しておきたい。今日は少し運に助けられたところもあったのは確かだけど、クルマの仕上がりはいいし、シーズンの幕開けで素晴らしい結果を手にした。まだやるべきことが多いのは分かっている。でも、この勢いを維持できれば、最高のシーズンを送れるかもしれないね。

2020年F1第1戦オーストリアGP 3位を獲得し、チーム代表ブラウンと喜びを分かち合うランド・ノリス(マクラーレン)

■カルロス・サインツJr 決勝=5位
 まずは、F1で初めてポディウムに上がったランドに、おめでとうと言いたい。そして2020年最初のレースの週末に、その実力にふさわしい結果を残したチームのみんなにも。

 僕自身について言えば、全体としていいレースができたし、最後のスティントでうまく盛り返せた。セーフティカーが何度か出動し、コース上でのバトルも数多く見られたから、概して面白いレースだったよね。

 7日後にまたここでレースをするのを楽しみにしている。チャンスはいくつもあるだろうし、それをうまく生かすことが選手権の戦いにおいて重要になる可能性がある。いまは集中を切らさず、次の週末にはまたいいレースができるように、万全の準備をすべき時だ。

2020年F1第1戦オーストリアGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)

© 株式会社三栄