【高校野球】四半世紀ぶりに歴史を動かす夏へ 3人の3年生と戦う兵庫・姫路別所「思い出の選手名鑑」

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兵庫県立姫路別所高等学校野球部【写真提供:兵庫県立姫路別所高等学校野球部】

兵庫県大会で2年連続勝利となれば25年ぶり

夏の甲子園が中止になり、各都道府県で独自大会の開催、準備が進められている。Full-Countでは最後の夏を迎える部員たちの心に残るものを贈りたいと考え、「思い出の選手名鑑」として3年生の部員らの集合写真、プロフィール、メッセージなどを掲載していきます。第10回は兵庫県立姫路別所高等学校。合同チームの歴史を乗り越え、25年ぶりに野球部史を塗り替える夏に挑む。

◇氏名(よみ) 位置 投・打 身長(センチ) 体重(キロ)
アピールポイント(自薦他薦問わず) 3年間頑張ってきたこと

清水聖(しみず ひじり) 投・一塁 左・左 180 90
チームの主将。野球をよく知っていて自分が何をすべきか理解しプレーできる。力強い打撃と丁寧なピッチングが持ち味。夏は本塁打を期待。

打球を遠くに飛ばす方法を色々考えて試してきた。投球では瞬発的に力を出せるようトレーニングしてきた。チームの軸となれるよう練習してきた。

藤本祐希(ふじもと ゆうき) 二塁 右・左 164 62
チームの元気印。どんな時も声を絶やさない。小技で繋ぎに徹する。打球に角度をつけるのが上手く一発もある。チームを勇気づけるプレーに期待。

一度もしたことがない内野の守備に高校から挑戦。内野の基本をしっかりとできるようにしてきた。守備だけでなく小技もしっかりと決めれるようになった。

中川雅隆(なかがわ まさたか) 左翼 右・右 170 66
パワフルなスイングが持ち味。一球に対する思いが強い。自分のできるプレーを全力でやり切る。チームを元気づける声にも注目してほしい。

高校入学時、自分は体の線が細く飛距離があまり出なかったので食トレを行い、体重増加に努めた。又、トレーニングにおいては、ひたむきに取り組み、筋力アップを図って来た。

濱野桃花(はまの ももか) マネージャー

選手がプレーするうえで必要なことを考えて行動できる。練習前のおにぎりや練習後のプロテインを欠かさずに作ってくれた。

なにをすべきかを考え野球しやすい環境づくりに取り組んだ。コミュニケーションをとり、楽しい雰囲気でできるようにした。

部員不足も渡会監督「4月に1年生が入部してくれることを信じて腐らずに努力を続けてきました」

◇渡会雄士監督

本校は姫路市内で市川の東に位置する唯一の県立高校です。姫路特別支援学校分教室が併設されており、「自立と共生」の心を育む特色ある授業が数多く展開されています。

ここ数年の急激な募集定員減少の影響もあり、硬式野球部は部員確保に苦労しています。現チームはもともと現3年生4名のみで新チームとしてスタートしました。新チーム発足後、現2年生の部員1名が入部しましたが、それでも単独で大会に出場することはできず、同地区の県立太子高校、自由ヶ丘高校と三校連合で出場していました。

平日の練習も満足にすることができませんでしたが、それでも選手たちは4月に1年生が入部してくれることを信じて腐らずに努力を続けてきました。迎えた新年度、新型コロナウイルスの影響で学校開始が遅れ、さらに学校再開前に夏の甲子園の中止が発表されました。それでも3年生は代替大会へ向け、気持ちを切り替えていました。

休校期間中はオンラインでのトレーニングやSNS(LINE)のグループで共有する毎日の自主練習日誌での指導者とのやり取りを通して、パフォーマンスを維持する、ではなく向上させられるよう取り組んできました。休校が明けた現在、選手6名マネージャー3名の計9名の1年生が入部し、3年生をはじめチーム全員が野球ができる喜びを噛みしめながら練習に励んでいます。

昨年、5年ぶりに夏の選手権で1勝を挙げました。今大会で勝利すれば25年ぶりの2年連続勝利となります。四半世紀ぶりに歴史を動かすため、チーム一丸となって戦います。

◇清水聖主将

人数の多い高校に比べ、実践練習や連携プレーの練習は出来なかったものの、その分個人能力のレベルアップに時間をまわせました。人数の少ないことをデメリットに捉えるのではなく、メリットに捉えながら練習するようしてきました。

今年4月に、新型コロナウイルスの影響で練習や試合が出来ない状態が続きましたが、さらに自分を見つめ直すことが出来、自分がしてきたことや、足りないものを考える時間が増え、それを踏まえた上で自主トレーニングをしてきました。

現在、1年生9人が加わり計14人になり、試合が出来る人数になり、練習にもこれまで以上の活気が出てきました。新型コロナウイルスの影響で夏の大会が中止になりとても残念な気持ちですが、代替大会での勝利に向けて、残り僅かな練習に力を入れ、一戦必勝で挑んでいきます。

自分達は、人数が少なかったので卒業生が練習を手伝って下さったり、色々な人に支えられてここまでやって来れたと思うので、支えてくれた全ての人に感謝して最後の大会に楽しんで戦っていきます。(Full-Count編集部)