【スーツファミリーに捧ぐ】ファイナルを迎えた『SUITS/スーツ』気になる最終回と9年間の思い出ベスト10

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スタイリッシュリーガルドラマとして人気を博した『SUITS/スーツ』がファイナルを迎えました。9年間の放送を終えるエンディングロールには、「SUITSファミリーに捧ぐ」の文字が…。いろいろあった9シーズン。筆者の過去記事も交えながら、印象的な出来事を振り返ります。※最終回ネタバレあり。

【振り返る】『SUITS/スーツ』過去シーズンはこんな流れだった

※本記事は、最終回を含むネタバレがありますので、ご注意ください!

『SUITS/スーツ』2011年-2019年。制作Usa

【シーズン1~3】マイクには弁護士資格がない!いつバレるかハラハラドキドキ期
【シーズン4~6】マイクの経歴詐称問題、紆余曲折しながらも決着期
【シーズン7】マイクとレイチェルはシアトルへ、ジェシカはシカゴへ去る。主要キャスト卒業期
【シーズン8~9】サマンサの登場、新たな『SUITS/スーツ』スタート、そして終了へ

SUITS -- 100th Episode Celebration -- Pictured: (l-r) Wendell Pierce, Sarah Rafferty, Patrick J. Adams, Gabriel Macht, Meghan Markle, Rick Hoffman, Dulé Hill -- (Photo by: Shane Mahood/USA Network/NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images)

『SUITS/スーツ』シーズン1から8 あらすじはこちらの記事で↓

海外ドラマ『SUITS/スーツ』シーズン1から9まであらすじ&キャストを振り返りファイナルを迎える【まとめ】 海外ドラマboard

『SUITS/スーツ』オリジナルメインキャスト

SUITS -- Season: 4 -- Pictured: (l-r) Gina Torres as Jessica Pearson, Patrick J. Adams as Michael Ross, Sarah Rafferty as Donna Paulsen, Meghan Markle as Rachel Zane, Rick Hoffman as Louis Litt, Gabriel Macht as Harvey Specter -- (Photo by: Nigel Parry/USA Network/NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images)

ハーヴィー・スペクター(ガブリエル・マクト)
マイク・ロス(パトリック・J・アダムス)
ルイス・リット(リック・ホフマン)
ドナ・ポールセン(サラ・ラファティ)
レイチェル・ゼイン(メーガン・マークル)
ジェシカ・ピアソン(ジーナ・トーレス)

『SUITS/スーツ』といえば、スタイリッシュなファッション!

本家『SUITS/スーツ』キャストたちのスタイリッシュ♡ファッションギャラリー♪ 海外ドラマboard

①今更ですが「ブッチとサンダンス」って?映画引用で遊ぶ二人が楽しかった

SUITS --

ハーヴィ&マイクは、上司と部下という立場ですが、親友のような間柄になっていき、最終的には家族のように大切な存在になりました。二人の「仲の良さ」を楽しめるのが、ドラマ内にたくさん登場する映画ネタの醍醐味です。

二人は自分たちのことを、「バットマンとロビン」と言ったり、「ブッチとサンダンスだ!」と例えて盛り上がっていました。

「バットマン&ロビン」は、みなさんご存じのキャラクターでもあるバットマンと相棒のロビンのこと。では、「ブッチとサンダンス」とは?

映画『明日に向かって撃て!」(1969)の主人公の二人ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドのことです。映画では、ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードという、こちらも飛びきりカッコイイ二人が演じています。

②マイクとレイチェルはベストカップル

SUITS -- Season: 2 -- Pictured: (l-r) Patrick J. Adams as Mike Ross, Meghan Markle as Rachel Zane -- (Photo by: Robert Ascroft/USA Network/NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images)

マイクとレイチェルは、すれ違いながらも恋人になっていくのですが、当初レイチェルはマイクの経歴詐称を知らないのです。彼に惹かれていた心は、マイクのウソを知ってからも、変わることがなかった。結婚式が台無しになっても、マイクが刑務所に行っても、一途に待ち続けるレイチェルって、愛を信じる健気な女ですよね。

マイク役のパトリック・J・アダムスとレイチェル役のメーガン・マークルは、二人とも「結婚」を理由にシーズン7で降板します。

まさか、レイチェル役のメーガン・マークルが、イギリス王室に嫁ぐことになるとは思ってもみませんでした。2018年5月19日のロイヤルウエディングには、『SUITS/スーツ』キャストたちが、こぞって出席したのもファンとしては良い思い出です。

ロイヤル・ウエディングの様子はこの記事で

【速報】「SUITS/スーツ」キャストにジョージ・クルーニー夫妻も!ハリー王子結婚式ゲスト写真 海外ドラマboard

素敵♡英国サセックス公爵&メーガン妃 ロイヤルウエディングギャラリー 海外ドラマboard

③ルイス・リットの憎めない魅力 シーラとお幸せに!

SUITS -- "Good-Bye" Episode 716 -- Pictured: (l-r) Rachael Harris as Sheila Sazs, Rick Hoffman as Louis Litt -- (Photo by: Ian Watson/USA Network/NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images)

『SUITS/スーツ』で忘れてはいけない存在のルイス。シーズン1の頃は、嫌味な上司という感じでしたが、徐々に「なんだか憎めない愛されキャラ』に変わってきました。これは、ルイス役を演じたリック・ホフマンの魅力そのものが溢れてきて、キャラクターを成長させたものだと思います。

ルイスは、人との距離が分からず、寂しいが故に、いつもトラブルを起こしてしまいます。ハーヴィーに憧れていて、マイクやドナを自分のものにしようと画策もしますが、シーラ(レイチェル・ハリス)に出会い、恋人として他者と信頼関係を築き上げることに成功しました。

ルイスの憎めないエピソードは多々あるのですが、NO.1は何といっても大好きな泥風呂の中で、イケナイことをしちゃった話。それを、ジェシカとハーヴィーにぶっちゃけちゃうのが、キモカワ?でした。

ルイスの魅力については、こちらの記事で

美女もハマる♡「SUITS/スーツ」ルイス役リック・ホフマンのふしぎな魅力 海外ドラマboard

④ジェシカ・ピアソンというカッコイイ女性上司像

SUITS -- "To Trouble" Episode 601 -- Pictured: Gina Torres as Jessica Pearson -- (Photo by: Ian Watson/USA Network/NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images)

弁護士事務所のトップとして君臨するジェシカ(ジーナ・トーレス)。こんなにカッコイイ上司がいたら、「彼女に認められるように、仕事を頑張っちゃうだろうな」といつも思っていました。

ハーヴィ―を弟子のように可愛がり、メンターとして育ててきましたが、ジェシカはシーズン7で番組を去り、シカゴで新たな生活を送ることに。その後のジェシカの生き方は、『SUITS/スーツ』のスピンオフ作、『SUITS:ジェシカ・ピアソン』で描かれるのですが、残念なことに1シーズンで打ち切りとなってしまいました。

実は、『SUITS/スーツ』ファイナルに、ジェシカが登場しないのは、このスピンオフ作のためだったそうです。アメリカでは、本家とスピンオフが、同じ時期に放送されていました。

クリエイターのアーロン・コーシュによると、ドラマ上では、シカゴで新しい仕事についているジェシカが、次の週には本家『SUITS/スーツ』に登場していたら、視聴者が混乱してしまうのではないか?という懸念から、ファイナルシーズンに登場させることを断念したそうです。

『SUITS:ジェシカ・ピアソン』について

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⑤女性版ハーヴィー、サマンサの登場

SUITS -- "Thunder Away" Episode 909 -- Pictured: Katherine Heigl as Samantha Wheeler -- (Photo by: Shane Mahood/USA Network/NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images)

マイク、レイチェル、ジェシカというメインキャストが3人もいなくなってしまったシーズン7。正直、シーズン8以降、見続けるか迷ったファンも多いと思います。筆者の場合、ハーヴィーとルイスというお気に入りキャラがいたので、見ようとは思っていましたが、やはり寂しさは感じました。

そんな喪失感を埋めてくれたのが、サマンサ(キャサリン・ハイグル)の存在です。彼女は、女版ハーヴィ―と呼べるくらいタフな女性。里子として育ち虐待されてきた過去を持ちながら、腕利き弁護士にまでに這い上がった根性は特上級。

ルイスの頼もしい相棒になってくれると思うと、心強いですね。

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⑥ハーヴィー・スペクターという最高にカッコイイ男

SUITS -- "One Last Con" Episode 910 -- Pictured: Gabriel Macht as Harvey Specter -- (Photo by: Shane Mahood/USA Network/NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images)

こちらの写真は、『SUITS/スーツ』最終回で最後にとったシーンのワンショット。慣れ親しんだ事務所を辞めることになり、ひとり感慨深げに自分の部屋の空気を味わいながら去っていくハーヴィー。ドラマのラストシーンをあえて撮影の最後に持ってきたそうです。ハーヴィー役のガブリエル・マクトの目も潤んでいたような……。

この感傷的なシーンで流れるのが、コールドプレイの「 Viva La Vida」という曲。かつて王だった男が、栄光を振り返るといった内容なのですが、この時のハーヴィーの心境にピッタリで、グッときました。音楽やファッションを洗練されたアイテムとして使用してきたのも『SUITS/スーツ』というドラマの特徴です。

ハーヴィーは、最初から最後まで、終始、最高にカッコイイ男でしたね!

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⑦ドナとルイス 親友二人の最後のシーン

SUITS -- "100" Episode 708 -- Pictured: (l-r) Sarah Rafferty as Donna Paulsen, Rick Hoffman as Louis Litt -- (Photo by: Shane Mahood/USA Network/NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images)

いつもルイスのことを心配してきたドナ。それに甘えるルイス。二人は、親友ともいえる関係性でした。ドナは、誰もが嫌がる泥風呂にもつき合ったくらいルイスのことを友人として愛しています。

ハーヴィ―とドナが事務所を辞めてシアトルに行くと知った時、かつてのルイスだったら動揺して大騒ぎをしたでしょう。けれども成長したルイスは、ドナが少しなだめただけで、現実を受け入れることができた。

物理的には、事務所から旅立っていくのはハーヴィーとドナですが、ルイスも二人への執着から解き放たれる時がやってきたのだと知ったのですね。

SUITS -- "The Hand That Feeds You" Episode 609 -- Pictured: (l-r) Rick Hoffman as Louis Litt, Sarah Rafferty as Donna Paulsen -- (Photo by: Ian Watson/USA Network/NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images)

ルイスはもう孤独じゃない。愛する妻と娘、そして事務所の仲間たちもいる。精神科医の先生もね。ずっと孤独と戦ってきたルイスの味方となり傍にいたドナも、安心して新天地へ旅立っていけます。

ドナ&ルイスの最後のシーンは、エレベーターの場面。「これからも親友だよ。」とでも言うように、無言で手をつなぐ二人。サラ・ラファティとリック・ホフマンは、プライベートでも仲が良かっただけに、9年間の思い出がこみ上げてくるシーンになっています。

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⑧ようやく素直になれたハーヴィとドナ 突然の結婚 

SUITS -- "Asterisk" Episode 209 -- Pictured: (l-r) Sarah Rafferty as Donna Paulsen, Gabriel Macht as Harvey Specter -- (Photo by: Christos Kalohoridis/USA Network/NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images)

かつて、ハーヴィーとドナは、一晩だけ男女の関係になったことがありました。けれども、敏腕弁護士と凄腕秘書という立場で、仕事を円滑にするために、二人は恋人という関係性になることを避けてきた。それほどドナは、ハーヴィーの仕事にとって欠かせない存在でした。

お互いに「運命の相手かもしれない」と感じていた二人。仕事のこともありますが、万が一愛が壊れてしまい、相手が自分から離れてしまうという恐怖心の方が大きかったのかも。それで、二人の関係性が発展しないように、ストップをかけていたのですね。

でも、ドナがハーヴィーの秘書を卒業したことで、お互いの気持ちに変化が生じます。ファイナルシーズン冒頭から二人はつき合いはじめますが、この時点で二人は、すでに結婚まで意識していたのでしょうね。恐れずにお互いを受け入れることを選択した二人。

SUITS -- "One Last Con" Episode 910 -- Pictured: (l-r) Sarah Rafferty as Donna Paulsen, Ray Proscia as Dr. Stan Lipschitz, Gabriel Macht as Harvey Specter -- (Photo by: Shane Mahood/USA Network/NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images)

ルイスとシーラの結婚式が、出産騒動でストップしてしまい、ハーヴィーは、とっさにドナにプロポーズします。突然の出来事でしたが、二人の気持ちはすでに決まっていたからこそ、ドナも即座にOKできたのでしょう。

二人の誓いの言葉は、とてもロマンティックでした。ハーヴィーの言葉に対して、ドナが答えるという形になっています。

ハーヴィー「命は儚いものです。だからこそ、限りある人生の一分一秒を、大切な人と分かち合いたい。」

ドナ「残された時間は、分からない。1分か、1時間か、50年かもしれない。だけど、たとえ100年あったとしても、あなたと過ごすには短すぎる。」

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⑨ハーヴィ―とマイク 出会いと成長、そして新たな出発

SUITS -- "Bail Out" Episode 105 -- Pictured: (l-r) Patrick J. Adams as Mike Ross, Gabreil Macht as Harvey Specter (Photo by Steve Wilkie/NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images via Getty Images)

ハーヴィーとマイクの関係性を語る上で、外せないのが『SUITS/スーツ』の第1話、二人の出会いのシーンです。ジェシカに言われて、しぶしぶアシスタント弁護士を面接するハーヴィーは、マリファナを詰めたスーツケース持ってきたマイクを気に入ってしまいます。

ハーバード出身でも、弁護士でさえもないマイクを、ハーヴィーが採用したのはなぜだったのでしょうか?超優秀な弁護士で、ニューヨーク一のクローザーという自負を持ったハーヴィー。彼は、自分の名声を高めること、得になることを考えて仕事をしています。

マイクの持つ特殊能力、司法ハンドブックを暗唱できるほどの驚異的な記憶力は、ハーヴィーにとっては「使える」特技です。当初、マイクを雇ったのは「その天才的頭脳を仕事に利用できる」と思ったからでしょう。

SUITS -- "Thunder Away" Episode 909 -- Pictured: (l-r) Patrick J. Adams as Mike Ross, Gabriel Macht as Harvey Specter -- (Photo by: Shane Mahood/USA Network/NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images)

ところが、天才的な頭脳を持ちながら、犯罪者一歩手前の生活を送っていたマイクは、実は人を愛することを知る人間でした。両親を交通事故で亡くし、祖母に育てられた青年。依頼人のことを気にかけ、「依頼人のためになること」をしていこうと「正義」をもって弁護していきます。

当初、ハーヴィーは、マイクの考え方が気に入らない。「勝ち」にこだわるハーヴィーにとっては、「正義」なんてどうでもよかった。とにかく勝てばいいのです。自分のことだけを最優先に考える人間だったのですね。オシャレでカッコイイけど、人間味は薄い。そんなハーヴィーの世界に、泥臭い人間ポさを持ち込んだのが、マイクです。

9年かけて一緒に過ごすうちに、ハーヴィーは、マイクの住む世界に魅力を感じるようになっていったのでしょう。マイクがレイチェルと一緒に引っ越したシアトルに移り、共に働く決心をしました。愛するドナという妻を得て、これから家族を作り、盟友マイクと共に、今度は「正義」のためのブッチ&サンダンスの復活です。

⑩スーツファミリーに捧ぐ 最後に登場したメッセージ

SUITS -- "One Last Con" Episode 910 -- Pictured: Gabriel Macht as Harvey Specter -- (Photo by: Shane Mahood/USA Network/NBCU Photo Bank/NBCUniversal via Getty Images)

9年間という長いシーズンに終わりを告げた『SUITS/スーツ』。主要キャストがいなくなるという危機を乗り越えて、無事にファイナルを迎えました。

最終回には、本編には登場しなかったジェシカ役のジーナ・トーレスと、レイチェル役のメーガン・マークルも、「回想」のカタチで登場します。

ハーヴィーが、最後に事務所の自分の部屋を出て番組は終了するのですが、最後にこんなメッセージが登場しました。

Dedicated to the SUITS family (スーツファミリーに捧ぐ)

これは、『SUITS/スーツ』に関係した出演や、スタッフだけのものではなく、番組を9年間応援してきた視聴者のためのメッセージでもあると感じました。

わたしたちも、スーツファミリーの一員だったのですね。『SUITS/スーツ』愛を感じる最終回を見届け、寂しいけれどなんだか安心したような、不思議な気持ちです。

SUITS/スーツ

原題:SUITS

アメリカ

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