道路橋14カ所流失、国道219号に集中 熊本県南豪雨

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 球磨川が氾濫した4日の熊本県南豪雨では、人吉市と八代市、球磨村で球磨川などにかかる道路橋計14カ所が流失した。大半が幹線道の国道219号と接続しており、周辺住民の生活道路だが、復旧には長期間を要する可能性もある。

 流失したのは、球磨川が深水橋、坂本橋、鎌瀬橋(いずれも八代市)、神瀬橋、大瀬橋、松本橋、相良橋、沖鶴橋(球磨村)、天狗橋、西瀬橋(人吉市)の計10カ所。支流では川内川が永椎橋、丸岩橋(球磨村)の2カ所、小川の糸原橋(同)、鳩胸川の麓橋(人吉市)も流失した。

 国道219号は八代市豊原上町-球磨村渡の大部分で通行止めになっている。県によると、流失した橋の迂回[うかい]路も土砂崩れなどで一部不通で、神瀬橋や相良橋の付近では孤立集落が発生しているという。

 県道路保全課は橋の復旧について「球磨川は川幅が広く、出水期で水量も多い。復旧には国との協議が必要で時期は見通せない」としている。

 このほか、国道3号が芦北町のトンネル3カ所で全面通行止めとなっている。(中尾有希)