東京メトロのWebサービス「スムーズメトロ」で車いす利用者も安心 あの「ベビーメトロ」の姉妹版

東京メトロは2020(令和2)年7月8日(水)から、Webサービス「スムーズメトロ」を開始する。

「スムーズメトロ」は好評を博した「ベビーメトロ」の姉妹版。車いす利用者をはじめとする身体の不自由な利用者・高齢者らの円滑な移動を目的とし、駅構内のバリアフリー移動経路やホームと車両床面の段差・隙間、車いす対応トイレなどに関する情報を分かりやすく配信する。

たとえば検索した駅のバリアフリー移動経路の状況に「◎」とついていた場合は「エレベーターのみ(スロープ含む)で移動できる」――「〇」なら駅係員の対応で移動可、「△」なら同一駅内で線路やホームによって状況が異なる、といった具合だ。

同社は2019年8月に国土交通省より、車いす等の利用者が乗降しやすいホームと車両の段差と隙間の目安値が示されたことを踏まえ、目安値を満たす乗降口についてホームページ上で公表するなど、バリアフリー情報の提供強化に努めていた。

車両面においても同様の動きは顕著であり、たとえば2020年度中に副都心線へ導入される新型車両17000系は、従来の7000系より床面高さを60mm下げ、出入口下部の形状をホーム側へ傾斜することで車両とホームの段差を低減する。

7000系との比較イメージ

鉄道チャンネル編集部
画像:東京メトロ

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