「動物の命はおもちゃではない」 カラスを連れ帰ったツイートに批判集中!

写真はイメージです

とあるTwitterユーザーが投稿した『カラスが懐いて家までついてきた』といったツイートがネット上で話題となり、「たぶん連れて帰ってきちゃいけないと思うよ」「誘拐じゃないか…」と批判が相次いでいます。

投稿された写真を見てみると、カラスはまだ小さく、投稿主の肩に乗ったり、なでられても抵抗する様子は見受けられません。投稿主はこのカラスにゆで卵をあたえ、そのまま自身の家に連れ帰ったようです。その後、カラスが自宅で過ごす様子も公開していました。

しかし、野生の鳥獣の捕獲や狩猟などは鳥獣保護法で禁止されており、カラスに限らず野生の鳥を飼育するには、定められた事項を守った上で許可をもらう必要があるとのこと。

こうした状況もあり、このツイートには

「鳥獣保護法をちゃんと見たほうがいいよ。たぶん連れて帰ってきちゃいけないと思うよ」といった声をはじめ

「無垢な雛に餌付けして連れ帰るって、誘拐じゃないか…」

「心優しき保護の人じゃなくて、承認欲求満たす為に鳥獣保護法無視して1羽のカラスの一生を台無しにしようとしてる心無い人」

「野生の鳥はかなりやばい病気を持っているので、そのようなことはやめましょう。命に関わる病気です」

「この時期人に育てられると、自然にかえされても餌も食べれず群れにも混じれず孤独死するので、すぐに見つけた場所へ返す必要があります」

「間違いなく今回のケースは鳥獣保護法違反ですのでSNSにあげるために数日飼うとかやめてあげて。動物の命はおもちゃではない」

といった批判や指摘の声が相次いでいます。

これに投稿主は『県に問い合せた際、「捕獲したわけではないので法的には問題なく、“できれば元いた場所付近に戻す方がいい”とは思います」と言われました』と反論。自身の行動に問題はなかったと主張しています。

現在、カラスがどのような状況下にあるかは不明ですが、一刻も早く親元に返すことを検討してもらいたいものです。(文◎絹田たぬき)

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