日本人選手所属球団の日程をチェック 大谷の先発は開幕3戦目?

メジャーリーグ機構は日本時間7月7日、2020年シーズンの日程を発表した。今年は秋山翔吾(レッズ)、筒香嘉智(レイズ)、山口俊(ブルージェイズ)の3人が加わり、日本人メジャーリーガーは9人となる。ここでは日本人メジャーリーガーが所属する8球団の日程を簡単にチェックしてみよう(日付はすべて日本時間)。

ニューヨーク・ヤンキース
【日本人選手】田中将大
【開幕戦】7月24日ナショナルズ戦(ナショナルズ・パーク)
【ホーム開幕戦】7月30日フィリーズ戦
【総移動距離】5604マイル(メジャー22位)

先日、打球が頭部を直撃するアクシデントがあった田中だが、チーム内での序列は先発2番手ないし3番手。開幕に間に合えば、敵地でのナショナルズとの開幕カードで2020年シーズンの初登板を迎える可能性が高い。

タンパベイ・レイズ
【日本人選手】筒香嘉智
【開幕戦】7月25日ブルージェイズ戦(トロピカーナ・フィールド)
【ホーム開幕戦】同上
【総移動距離】10939マイル(メジャー6位)

主力打者の1人として期待される筒香は、ブルージェイズとの開幕戦でのメジャーデビューが濃厚。レイズは東部地区10球団のなかで総移動距離が最も多い(上位5球団はすべて西部地区)。

トロント・ブルージェイズ
【日本人選手】山口俊
【開幕戦】7月25日レイズ戦(トロピカーナ・フィールド)
【ホーム開幕戦】7月30日ナショナルズ戦
【総移動距離】9284マイル(メジャー12位)

現時点ではホームゲームを本拠地ロジャース・センターで開催できる保証はない。山口は先発5番手争いに敗れた場合、ブルペンに回るため、開幕戦でメジャー初登板の機会が巡ってくる可能性も。

ミネソタ・ツインズ
【日本人選手】前田健太
【開幕戦】7月25日ホワイトソックス戦(ギャランティードレイト・フィールド)
【ホーム開幕戦】7月29日カージナルス戦
【総移動距離】5999マイル(メジャー19位)

前田のチーム内での序列は先発3番手ないし4番手。3番手であれば敵地でのホワイトソックスとの開幕カードの3戦目、4番手であればカージナルスとのホーム開幕戦が新天地での初登板となる。

ロサンゼルス・エンゼルス
【日本人選手】大谷翔平
【開幕戦】7月25日アスレチックス戦(オークランド・コロシアム)
【ホーム開幕戦】7月29日マリナーズ戦
【総移動距離】10457マイル(メジャー7位)

大谷はアスレチックスとの開幕戦は指名打者での出場が濃厚。大リーグ評論家の福島良一氏は開幕3戦目での復帰登板を予想している。2018年のメジャーデビュー戦とメジャー初登板も敵地でのアスレチックス戦だった。

シアトル・マリナーズ
【日本人選手】菊池雄星、平野佳寿
【開幕戦】7月25日アストロズ戦(ミニッツメイド・パーク)
【ホーム開幕戦】8月1日アスレチックス戦
【総移動距離】11813マイル(メジャー3位)

先発2番手として期待される菊池は開幕2戦目での先発が有力。平野は勝ちパターンの継投の一角を担う。なお、開幕カード4連戦を戦う敵地ミニッツメイド・パークでは昨年0勝10敗だった。

シカゴ・カブス
【日本人選手】ダルビッシュ有
【開幕戦】7月25日ブリュワーズ戦(リグリー・フィールド)
【ホーム開幕戦】同上
【総移動距離】4071マイル(メジャー29位)

ダルビッシュは開幕戦でいきなり先発する可能性がある。3月の時点では開幕投手を務めることが確実視され、現在も筆頭候補であることに変わりはない。総移動距離はメジャーで2番目の少なさだ。

シンシナティ・レッズ
【日本人選手】秋山翔吾
【開幕戦】7月25日タイガース戦(グレートアメリカン・ボールパーク)
【ホーム開幕戦】同上
【総移動距離】4626マイル(メジャー26位)

秋山は本拠地でのタイガースとの開幕戦でメジャーデビューすることになりそう。再建中のタイガースを相手に開幕早々のヒット量産を期待したい。同地区のカブスと同様、総移動距離はかなり少ない。

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