釣りや料理 バーチャルで楽しむ 佐渡・内海府、内浦で「ツアー」

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バーチャルツアーでの釣り実況。島内の愛好家が大物を狙った=佐渡市和木

 ビデオ会議システムを使って首都圏の人々らに漁や棚田といった魅力を紹介するバーチャルツアーが、新潟県佐渡市の内海府、内浦地域で開かれた。潮が速いため漁実況は中止となったが、動画での解説や釣り、地魚を使った料理教室などを行い、地元住民が画面を通じて参加者との会話を楽しんだ。

 バーチャルツアーは、地元有志と東京のベンチャー企業、新潟大学コミュニティデザイン室が共同で企画し、SNS上で参加者を募って開催している。5月のタケノコ掘りに次いで2回目で、3日に開催し、全国から18人が集まった。地元側も参加者が増え、交流の輪が広がっている。

 釣り実況は和木地区の浜で行い、島内の愛好家4人が挑戦するところを、スマートフォンで実況した。天候のせいか釣果はいまひとつだったものの、キスなどを釣り上げた。料理教室では、地元で取れたアジやマイカ、タイなどを使い、フライやカルパッチョの作り方を紹介した。参加者には後日、魚を送る。

 参加した兵庫県の男性は「地元の人々が一生懸命やっている姿がよかった。素晴らしい取り組みだ」と満足していた。前回ツアーから運営に携わっている会社員、兵庫勝さん(40)=佐渡市虫崎=は「参加者が増え、自信になった。いつか100人ツアーをやりたい」と話した。