虚偽の報告書提出 五島市職員を懲戒 県の補助事業で

 五島市は6日、県の補助金を活用して市の備品を購入する事業で、虚偽の報告書を県に提出するなどしたとして市農林課の男性主事(28)を減給10分の1(2カ月)の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。
 市によると、補助事業は市役所で使うOA機器の購入費(9万5920円)の一部を、県が助成する昨年度の事業。男性主事は今年2月に納入業者から請求書を受け取ったが、支払いをしないまま、支払いが済んだように偽った報告書を、3月に県へ提出していた。
 主事は5月、納入業者から機器代を支払うよう催促を受け自費で立て替えていたが、6月に市の決算業務の過程で問題が発覚した。

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