諫早で食べて泊まって 「いさぱく」スタート 飲食店とホテルが連携 今月限定

「ISAPAKU」をPRする陳野さん=諫早市栄町、ベースカフェ

 「イサハヤ」で「パクパク」食べて飲んで泊まろう-。諫早市内の飲食店21店舗とホテルフラッグス諫早は今月限定で、市内での飲食に使えるチケット5千円分と同ホテルの宿泊をセットにした新プラン「ISAPAKU(いさぱく)」をスタートさせた。市内でカフェを経営する陳野真理さん(34)は「新型コロナウイルス感染症の第2、3波に備え、地域内で経済を循環させるための横のつながりをつくりたい」と話している。
 陳野さんらが運営する「いさはやグルメフェスティバル」が今年、新型コロナの影響で中止となり、有志5人が初めて企画した。
 「いさぱく」は1人1泊(素泊まり)1万円。このうち、食事チケット5千円分は居酒屋やバーなど21店舗で利用できる。各店舗はドリンクや料理1品などのサービスを用意している。
 県内の宿泊施設利用者に1人1泊5千円を助成する県の「ながさき癒し旅ウェルカムキャンペーン」を活用したプランだが、既に一部の旅行サイトなどで完売。同ホテルのホームページか電話で予約を受け付ける。朝食付(1650円加算)も8日から登場する。
 陳野さんは「眼鏡橋などの観光地を短時間で回り、飲食店で食べて飲み、市内に泊まるというプランを長期的な視点でまちづくりに生かしたい」と話す。問い合わせはホテルフラッグス諫早(電0957.22.3360)。

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