2020年上半期ベストヒップホップアルバムを紹介 Run The Jewels、Denzel Curry、Royce Da 5’9など

先日、米ヒップホップメディアのHipHopDXがまとめた「2020年上半期のベストEP/ミックステープ11作品」のリストを紹介した。今回は、そちらに引き続き「2020年上半期のベストアルバム作品」を紹介したい。  

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RTJ4 – Run The Jewels
Run The Jewelsの待望の4枚目のアルバム。彼らは同作品にて社会的不公正などについてラップしており、アメリカ国内で起きている問題などについて声を上げている。

Thank You For Using GTL – Drakeo the Ruler
こちらのプロジェクトは刑務所からレコーディングされており、アルバムカバーにもその制作風景が表現されている。

The GOAT – Polo G
Polo Gらしい、彼の信念や情熱が表現されたアルバム。Mustard、Mike Will Made-It、Murda Beatz、Nick Miraなど豪華なプロデューサーたちが参加している。

Alfredo – Freddie Gibbs
Freddie GibbsとAlchemistが5月にサプライズでリリースしたアルバム。こちらの作品は各方面から高い評価を受けており、Benny The Butcher、Tyler, The Creator、Conway The Machineなどのアーティストが参加している。

Pray For Paris – Westside Gunn
「Pray For Paris」は、Westside Gunnの「最もアクセシブルなアルバム」と評価されている。

A Written Testimony – Jay Electronica
ついにリリースれたJay Electronicaのデビュー・アルバム。プロデューサーにはJay-Zも参加しており、Jay Electronicaのリリシズムが光る作品となっている。

PTSD – G Herbo
G Herboはまだ24歳の若手ラッパーだが、既にベテラン並みのスキルを発揮している。Chance The Rapper、Lil Uzi Vert、Juice WRLDなどが参加したタイトルトラックは特に注目である。

All My Heroes Are Dead – R.A. The Rugged Man
こちらのアルバムにはGhostface Killah、Ice-T、Masta Killa、Chuck Dなど豪華アーティストが参加しており、22曲収録の大作となっている。

The Price Of Tea In China – Boldy James & Alchemist
Boldy Jamesが自身のポテンシャルをヒップホップヘッズたちに改めて気づかせた作品となっている。

The Allegory – Royce Da 5’9
Royce da 5’9”は「The Allegory」にて自身でアルバム全体をプロデュースしており、KXNG Crooked、G Perico、Vince Staples、DJ Premierなどが参加している。

Shoot for the Stars, Aim for the Moon – Pop Smoke
Pop Smokeの遺作となったデビュー・アルバム。50 Centがエグゼクティブプロデューサーを務めており、DaBaby、Swae Lee、Roddy Ricchなどが参加している。

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