広島―横浜DeNA戦は中止 浜口は8日にスライド

試合が雨天中止となりグラウンドにはブルーシートが敷かれていた=マツダ

 マツダスタジアムで7日に予定されていた広島─横浜DeNA4回戦は雨天中止となった。先発予定だった浜口は8日にスライド登板することが決まり、「最大限の準備はしてきた。マウンドに上がれば完投したい」と今季2勝目へ意気込んだ。

 ベイスターズにとっては今季初の試合中止。ラミレス監督は「試合をしたかったが仕方がない。準備することに集中したい」と切り替えた。

 この日は高城が再昇格。浜口が登板した6月23日の中日戦でも先発マスクをかぶり、九回途中無失点の好投を引き出していた。指揮官は「浜口の5球種全てを使いこなせるし、一番理解している」と期待を寄せる。

 1軍には伊藤光、戸柱、嶺井の3捕手も帯同しており、高城は浜口の登板翌日に出場選手登録を外れる予定。今後も2週間置きに昇降格を繰り返しながら「専属捕手」として起用される。

 2017年に浜口が挙げた10勝のうち9勝は高城がリードした試合だ。1学年上の女房役は「カードの頭を取っていい流れに持っていけるよう、やるべき仕事をきっちり全うしたい」と覚悟をにじませた。

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