風力発電量 全国2位/2019年度・青森県、9億キロワット時/電力調査統計

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 経済産業省資源エネルギー庁がまとめた2019年度分の電力調査統計によると、青森県の風力発電実績は9億6073万キロワット時と、北海道の9億9944万キロワット時に次いで全国2位だった。水力、火力、再生可能エネルギーを含めた発電量の合計は43億5036万キロワット時で38位。

 風況に恵まれた青森県では陸上での風力発電事業が進み、統計によると20年3月時点で23の発電所がある。最大出力の合計は56万1670キロワットと全国トップだった。

 一方、16年度分から公表されている都道府県別の発電実績をみると、風力は16年度、青森県が8億291万キロワット時で全国1位だったが、17年度以降は北海道に次いで2位が続いている。

 今月3日には、洋上風力の「有望区域」に青森県沖の日本海北側・南側が初めて選定された。洋上風力は長崎県や秋田県、千葉県で取り組みが先行。政府は30年度に再エネの発電割合を22~24%とする目標を掲げており、洋上風力の拡大により風力の発電量が大きく伸びる可能性がある。

 青森県の太陽光の発電量は5億4628万キロワット時で全国9位。水力は3億6594万キロワット時、火力は、バイオマスまたは廃棄物を燃料としている発電所を含め24億7740万キロワット時だった。原子力は、東北電力東通原発(東通村)が停止しているためゼロが続いている。

 電力の需要実績は86億3154万キロワット時だった。

 電気事業者による発電量は全国で8631億8582万キロワット時。都道府県別では千葉県の903億754万キロワット時が最大で、大部分を火力が占めている。

 電力調査統計は事業者からの報告を基に同庁がまとめている。