学芸員が休館中にSNS発信した作品  分かりやすいうんちくも

施設休館中に学芸員がSNSで紹介した作品を実際に見て楽しんでもらおうという特別展示が、津市にある三重県立美術館で開かれています。

三重県立美術館では、新型コロナウイルスの影響で臨時休館となっていた4月から、自宅でも芸術に触れてもらおうと学芸員らがツイッターを通じておすすめの所蔵品を紹介していました。

今回の展示は「ステイミュージアム」と題し、当時のコメントを添えて絵画や彫刻作品など約20点を展示しています。

「距離」をテーマに紹介した作品では、女性ダンサーを囲む観衆の様子を「人の密着する光景が少し懐かしい」と学芸員がコメントしてます。

このほか、歌川広重や曾我蕭白など江戸時代の絵師の作品も並べられ、ツイッターの限られた字数の中で通常時とは一味違う学芸員の解説を楽しめるようになっています。

三重県立美術館の特別展示「ステイミュージアム」は、9月6日まで開かれています。

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