大谷が紅白戦で2年ぶり登板 3回1失点も制球面に課題

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エンゼルスは日本時間7月8日、夏季キャンプ初の紅白戦を行い、大谷翔平とアンドリュー・ヒーニーが先発した。大谷が実戦で登板するのはトミー・ジョン手術を受ける前の最終登板である2018年9月2日以来。本拠地エンゼル・スタジアムでの登板は同年6月6日以来である。大谷は制球に苦しみ、8つの四球を与えたが、3イニングを1安打1失点に抑えた。

非公式の記録ではあるものの、大谷の「復帰登板」は3回51球を投げてストライクは15球だけ。奪三振1、与四球8、与死球1、暴投6という大荒れの内容で、打たれた唯一の安打は3回にトミー・ラステラに許したタイムリーヒットだった。

しかし、まだシーズン開幕前の調整段階であり、大谷自身はこの数字をさほど気にしていない。「問題なく球数を投げることができて良かった。ブルペンで投げるのとは全然違うし、味方に投げる経験のないので、そのあたりの違いはある。(次の登板が)3日後か4日後かわからないけれど、しっかり調整したい」と前向きなコメントを残した。

制球面には課題を残したものの、実戦のなかですべての球種を一通り投げるなど、収穫もあった。「今日は全球種を投げることができた。次の登板ではもう少ししっかり狙ったところへ投げられるようにしていきたい」と大谷。シーズン開幕からの「二刀流」に向けて、まずは「復帰登板」という大きな一歩を踏み出した、といったところだろうか。

ジョー・マドン監督は、大谷が身体的な問題なく登板を終えたことに満足した様子を見せたものの、「制球面がダメだった。本来よりもキレがなかった」と注文を付けることも忘れなかった。投手コーチのミッキー・キャラウェイは「望んでいた結果ではなかった」としつつも、「現時点ではそれほど心配していないよ」と語った。

公式戦での復帰登板は、開幕3戦目の敵地アスレチックス戦が予想されている。その「Xデー」まであと19日。いよいよ「二刀流」復活へのカウントダウンが始まった。