ボストン・レッドソックスの左腕投手、エドゥアルド・ロドリゲスに新型コロナウィルスの陽性反応が確認されたとチームが発表している。深刻な感染症状は現れておらず、開幕までに復帰できる可能性もあるという。
27歳のロドリゲスは2010年にボルティモア・オリオールズに入団。2014年にアンドリュー・ミラーとの1対1トレードでレッドソックスに移籍すると、翌2015年にはローテーションに定着した。
昨季は初めて怪我無く1年間を過ごしてリーグ最多の34先発を任され、203.1投球回、防御率3.81、213奪三振という優秀な成績を残して、サイ・ヤング賞投票で得票している。
2016年から2018年にかけて地区3連覇、2018年にはワールドシリーズも制覇したレッドソックスだったが、昨季は84勝78敗ながら首位とゲーム差19の地区3位に終わった。またペイロールが膨大な額に膨らんでしまったこともあり、一旦組織を再編する路線へ変更。スター選手ムーキー・ベッツと150勝左腕デービッド・プライスを放出した。
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プライスに加えて、トミー・ジョン手術を受けたエース左腕クリス・セールの今季の全休も決まっており、ローテーションは非常に層が薄くなっている。もしロドリゲスも開幕に出遅れるようなことがあれば、レッドソックスの今季の戦いは相当厳しいものになるかもしれない。