レッズ・バウアー「できるだけ多く投げたい」 中3日を希望

メジャーきっての理論家として知られるトレバー・バウアー(レッズ)は、異例の60試合制で行われる2020年シーズンに関する「計算」をすでに終えているようだ。「すべての試合が2.7試合分の価値がある。負け投手になったり、初回に打ち込まれたりしたら、通常の2.7試合を無駄にすることになる」とバウアーは語る。「その重要性は大好きだし、そうした環境のなかで成長できる」と2020年シーズンの開幕を心待ちにしている。

バウアーは昨年7月末の三角トレードでインディアンスからレッズに加入。レッズはバウアーを獲得するためにヤシエル・プイーグのほか、2人の有望株(スコット・モスとテイラー・トラメル)を手放した。

移籍後は10度の先発で2勝5敗、防御率6.39と期待外れのパフォーマンスに終わり、昨年はシーズン通算で11勝13敗、防御率4.48。前年は12勝6敗、防御率2.21の好成績で自身初のオールスター・ゲーム選出も果たしていただけに、昨年は不本意な1年となってしまった。

2020年シーズン終了後にフリーエージェントとなるバウアーだが、「トレードを正当化することやフリーエージェントとなったあとのことを考えたりはしていない」と語る。「僕は投げたいんだ。マウンドで自分の能力を最大限に発揮し、勝利に貢献することだけを考えている」とあくまでの2020年シーズンに集中していることを強調した。

「できるだけ多く投げたい」と語るバウアーは先日、4日ごとの登板、つまり「中3日」で登板したいと考えていることを明言した。ポストシーズンを含めても最大3ヶ月間の戦いであり、登板間隔が短くても問題ないと考えているようだ。

デービッド・ベル監督とデレク・ジョンソン投手コーチは異例のシーズンのなかで、投手の起用法について様々なプランを検討しており、バウアーの要望が通る可能性もゼロではない。「投球イニングは多ければ多いほうがいい。球数は多ければ多いほうがいい」と語るバウアーがどのように起用されるか注目したい。

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