大雨で相次ぐ被害  河川監視カメラや水位計設置で情報発信 早めの避難へ

全国各地で大雨による被害が相次いでいることを受け、三重県では新たに河川の監視カメラや水位計を設置し、県民がリアルタイムで確認することで早めの避難につなげる取り組みを進めています。

現在、記録的な豪雨が九州を襲い、熊本県では河川の氾濫や土砂災害で50人を超える人が命を落とすなど甚大な被害となっています。

三重県では、大雨による増水で住宅などへの浸水被害の危険性が高い河川に、簡易型の水位計を211基設置しました。

護岸の高さの約半分に到達すると観測が始まり、5分毎に更新される水位情報はパソコンやスマホで誰でも確認することができます。

「防災みえ」のホームページで、「危機管理型水位計」をクリックすると地図が表示され、近くの河川の水位状況が一目でわかります。

また、県では河川監視カメラの設置も始め、今年度中に38の河川に設置する予定です。

 

水位と合わせて、流れの速さや危険を画像から視覚的に感じてもらうことで早めの避難を促す考えです。

このサイトでは、全国の河川情報が確認でき、SNSやラインで共有できるため離れている家族にも状況を伝えることができます。

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