【MLB】レッズ・カステヤノス DHではなく外野手としての出場を希望

 史上初めてナショナル・リーグにDHが導入される今季。秋山翔吾の所属するシンシナティ・レッズは多くのレギュラーレベルの外野手を多く抱えており、その中の1人で、守備を苦手とするニック・カステヤノスが主にDHとして出場すると目されていた。

通算打率.277、120本塁打と打力は折り紙付きのカステヤノス

 ところがカステヤノス本人は、地元紙シンシナティ・エンクワイアラーのインタビューの中で、「DHとしての出場は望ましくない」と守備に就くことを希望している。レッズを選んだ理由として、勝てる力があると信じたことを一番の理由には挙げているが、例年通りならDHが存在せず、毎日守備に就けるナショナル・リーグのチームであることも大きかったと述べている。

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 元々守っていた三塁は4年間でDRS-38を記録して失格の烙印を押された。その後本格的にコンバートされた右翼でも、3年間でDRS-35と大きなマイナスを記録しているカステヤノス。それでも、「毎試合より良いディフェンダーになることが目標」と語っており、守備への意識の高さを感じさせる。

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 また、カステヤノスはデービッド・ベル監督に求められればどのポジションでもプレーすると語っている。カステヤノスと秋山の他には、超有望株の25歳ニック・センゼル、出塁マシーンの26歳ジェシー・ウィンカー、メジャーデビュー後驚異的なペースでホームランを量産した26歳アリスティディス・アキーノ、2017年に30発の29歳スコット・シェブラー、2013年ドラ1の27歳フィル・アービンらがいるレッズ外野陣。ベル監督が彼らをどのように起用するのか注目だ。

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