箱根で474ミリ、山北町288ミリ 山沿い中心に雨量かさむ 9日も豪雨に注意

横浜気象台

 梅雨前線による大雨で、神奈川県内も断続的に強い雨が降り、西部の山沿いを中心に雨量がかさんでいる。横浜地方気象台によると、降り始めとなった3日正午からの累積雨量は、箱根町で474.0ミリ、山北町は288.0ミリ(いずれも8日午後4時現在)。9日も西部で1時間に30ミリの激しい雨が降る所があるとして、土砂災害への注意を促している。

 気象台などによると、県内は8日午前を中心に雨が強まったが、停滞していた梅雨前線付近の強い降水域はいったん南下。前線が北上する10日にかけて、さらに雨が降るとみている。

 大雨の影響で箱根登山ケーブルカーは8日、始発から午後3時15分ごろまで計48本が運休し、約30人に影響した。

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